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<<スイスの話>> | スイスの魅力 | ![]() ![]() |
子連れアルプス計画 |
ハプニングはしょっぱなから始まった・・・夫の祖父が旅行前々日に亡くなったのだ・・・ スーツケースを広げ、荷物の最終チェックをした翌朝電話が鳴った。長期休暇前の最終出勤日のことだった。 まずはキャンセルの手続。航空会社に電話。ホテルにはそれぞれFAXを送る。 (当時はまだニフティサービスのパソコン通信しかなかったので、メールで連絡はできなかった)
個人旅行なのでこういう時旅行会社に電話一本で済まないから大変。でもメリットもある。 その後、夫の母が「行っておいで」と快く言ってくれるのに甘え、8月下旬に予約を取り直す。
旅行先でも電車が途中で動かなくなったり、私が発熱してしまったり、ハプニングの多い旅となった。 |
行程 | 宿泊 | |
1 |
関西国際空港11:45発(スイス航空)→チューリッヒ空港16:30着 空港駅よりスイス国鉄でシュタイン・アム・ラインへ
チューリッヒで国鉄の切符を購入する際、窓口で何度も行先を確かめられ、切符を受け取る時も「本当に今からあんなところまで行くつもり?」みたいな事を言われた。
電車に乗り込み、乗り換えもバッチリ、あとは目的地まで楽なもんさーと、1年ぶりのスイスの車窓にふけっていた私達。
あと駅5つくらいかなーというところで、いつまでたっても発車せず、なにやらドイツ語でアナウンスが入る。 でもこの時ばかりは危うかった。車掌さんが車内の点検をしていなかったら私達はその日目的地へ行けなくなるところだった。 電車が不調で、代わりにポストバスを出すので、乗り換えてくださいというアナウンスだったらしい。 のんびり座ってる私達を発見してくれた車掌さんの驚いた顔と、見送ってくれた笑顔が忘れられない。
そして乗ってみたいと思っていたポストバスにこんなハプニングで初めて乗る事になった。
ホテルは、壁面にフラスコ画が描かれたこのあたり特有の建物で、部屋は質素で清潔。1階がレストランになっており、そこで遅い夕食を摂る。 隣席には子供から老人までの家族親戚が集まってだれかのお祝いをしているようだった。だんらんはどこの国でも暖かくて素敵だな、と思う。 |
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シュタイン・アム・ライン |
2 |
シュタイン・アム・ライン −(船)→ シャフハウゼン −(国鉄)→ ルツェルン
翌朝は日曜日だった為、数少ないみやげ店もすべてお休み。楽しみにしていた市庁舎前のカフェもお休みで残念。でも教会の鐘が静かな町に鳴り響き、なんとも心地よい。
町中は素敵な看板がいろいろ。何屋さんかな?(↓) ライン川を下ってシャフハウゼンへ行く為に船着場へ向かう。電車の駅前よりずっと賑やかでここではみやげ店もオープン。船に乗るとコーヒーをすぐに注文。静かな船旅を 期待していたが、隣席の男性ばかりの大学生くらいのグループが♪Happy Birthday to you〜♪と大声で歌いだし、夫は集合写真のシャッターを押すはめに・・・。 でもみんなすごーく楽しそうでこっちまで嬉しくなってしまう。 シャフハウゼンへ到着。騎士の家のフラスコ壁画を眺めたり、ムノット城塞に登って景色を楽しむ。城塞の周りの一面のブドウ畑が印象的。
夕食はケーブルカーで登ったところにあるホテルGutschへ。高級ホテルなので緊張したが、お店の人は親切だった。 |
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ルツェルン |
3 |
国鉄にてルツェルン発→(インターラーケンとラウターブルンネンで乗換)→ヴェンゲン着 ブリエンツロートホルン鉄道で汽車に乗る予定だったが、私の風邪で中止。(;_;)グスン・・・。移動のみとなる。 ヴェンゲンは前回ハイキングで訪れたとき静かで気に入り、その時によさそうだとチェックしていたホテルへ。
夕食はホテルのダイニングで。ウェイターのフェルナンドは、とてもよく動いてよく話す働き者。 |
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ヴェンゲン |
4 |
【ヴェンゲン滞在】 私はとうとう発熱し、部屋で薬を飲んで熟睡。夫はふらふらと一人でハイキングへ。 夜から大雨が降り出す。スイスでは8月末はもう季節の変わり目なのかも・・・ |
ヴェンゲン |
5 |
【ヴェンゲン滞在】近辺をハイキング ヴェンゲン→(登山鉄道WAB)→ラウターブルンネン(ケーブルカー乗換え)→ミューレン →(ロ-プウェイ)→ギンメルワルト→(徒歩)→トゥリュンメルバッハの滝 →(ポストバス)→ラウターブルンネン(登山鉄道WABへ乗換え)→ヴェンゲンへ戻る
絶壁の横を急降下するのでスリル満点、無事谷間に到着。 目的地のトゥリュンメルバッハの滝まではバスが出ていたが、時間が合わず歩くことに。これが意外と楽しかった。バスの通る道路と並行して遊歩道がある ので、のんびり歩ける。鼻歌を歌いつつ、道端の花々を愛でる。民家では珍しく布団や洗濯物が干してあるのが見られた。 だれもいないところを夫婦二人っきりで歩くこともなかなかないし・・・
トゥリュンメルバッハの滝に到着。エレベータで登って、滝のすぐ横を見ながら歩いて降りてくるようになっている。
小雨の為、レインコートを着ていってたのでびしょぬれにならずに済んだ。滝は想像を絶する迫力で、絶壁の奥までえぐられているほどの侵食力。
ちょっと足を滑らせると飲み込まれそうで怖かった。天気がよければハイキングへ行ってたけど、小雨のお陰でここへ来てよかったね、と夫と感動。 |
ヴェンゲン |
6 |
ヴェンゲン→(ハイキング)→グリンデルワルド→(ポストバス・グローセシャイデック経由)マイリンゲンへ→チューリッヒ着
グリンデルワルドに到着。バス出発まで時間があったのでゴンドラでフィルスト往復。美しい景色の見納めだー。
マイリンゲンも駅前に素敵なホテルが建ちならぶ。電車でチューリッヒへ。またもや駅前でホテルを探してもらう。スーツケースをピックアップしてホテルへ。 |
チューリッヒ |
7 |
朝、チューリッヒ市内散策・買い物。木彫りの人形、素敵だけど持ち帰るのも大変だし、高価で手が出なかった。 国鉄で空港へ向かう。13:00発スイス航空にて帰路へ。 |
機内泊 |
8 | 関西国際空港8:15着 |
※使えそうで使えなかった、保険会社の旅行取消短縮保険 旅行取消短縮保険とは、旅行へ行く前や行ってから、キャンセル(取消)したり、途中で帰ってくる(短縮)などにより生じる キャンセル料や変更料を保険でカバーしてくれるというもの。海外旅行保険を申し込む際、特約としてわずかな保険料でつけることが出来る。 今回の祖父の死亡によるキャンセルは、保険会社の定める近親者の死亡によるものだったので、保険会社も一旦は「保険対象になります」との返事だった。 なのに、である。その後、保険会社に必要書類である「死亡届」を添えて保険の請求をしたら、「死亡届に記載されている【直接の死因である症状の発生日】が 保険の契約日より数日前なので」とのことで保険対象外に。要するに、亡くなりそうな人がいる時に契約したものは無効だということ。 とはいってもそんなこと起こるなんて思ってなかったのに〜、保険ってややこしいー(ToT) |