詳細版年表【2】 『うつほ草紙』
★この年表は『うつほ草紙』(諏訪緑・著)を元に、他の資料を参考にして構成されています。ネタバレを含む箇所がありますので、未読の方はご注意ください。
★『うつほ草紙』は原作・『宇津保物語』を平安時代の任意の一時期にあてはめて描かれたフィクションです。作中に具体的な年代は全く書かれていません。年表の各出来事には1〜2年の誤差が存在すると思われます。
★この年表は藤原良房の没年(872年)を基準にして年代を算出しています。皇室系図を基準にした場合とは、数年の誤差が出ます。
★お気づきの点、ご意見等ありましたら、お手数ですがメールか掲示板にてご連絡ください。
年代 | 作品中の出来事 | 俊華牙 年齢 |
年代 | 作品背景の出来事 | 年代 | 日本の出来事 |
762 | バグダート建設開始 | |||||
794 | 平安京遷都 | |||||
803 | セライ・ナジャ誕生 | |||||
805 | 最澄、天台宗創始 | |||||
806 | 空海、真言宗創始 | |||||
813 | 清原俊華牙・春音誕生 注1 | (0) | ||||
819 | レイ滅亡 注2 | |||||
820 | 俊華牙、高麗人と詩を共作 | (7) | 820 頃 |
唐で宦官の勢力が増大し始める | ||
825 | 俊華牙、式部省合格 | (12) | ||||
826 | 俊華牙、式部少丞従六位を賜る | (13) | ||||
829 | 俊華牙、遣唐使副使として唐へ出発 | (16) | ||||
829 | 俊華牙・春音、難破してセライ・ナジャに助けられる | (16) | ||||
829 | 藤原氏の陰謀により清原家断絶 注3 | (16) | ||||
829? |
俊華牙、驃で村長に反魂樹をもらう | |||||
829? |
俊華牙、天竺、ガンダルヴァ祭で老木の神に会う | |||||
829? |
俊華牙一行、2000年前のモヘンジョ・ダロにタイムスリップする | |||||
830 | 俊華牙・春音、バグダードへ到着 | (17) | 830 | バグダードに知恵の館設立される | ||
830 | 俊華牙、カリフに文官として取り立てられる | (17) | ||||
836 | 春音、南風・波斯風を製作し、没 俊華牙、愛別離苦の呪いを受ける |
(23) | 836 | 最後の遣唐使、出国 | ||
836 | 俊華牙、帰国の途につく | (23) | ||||
838 | ハレー彗星が観測される 注4 | |||||
842 | 俊華牙、帰国 | (29) | 842 | 8代目カリフ・ムータシム没 | ||
844 | 細緒、誕生 | (31) | ||||
857 | 一の宮、誕生 | (44) | 857 | 藤原良房、太政大臣になる | ||
857 | 俊華牙、没 | (44) | ||||
858 | 細緒、藤原兼雅と出会う | |||||
仲忠 年齢 |
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859 | 仲忠、誕生 | (0) | ||||
866 | 一の宮の母、病没 | (7) |
866 | 藤原良房、摂政になる | ||
871 | セライ・ナジャ、2代目馮若芳として来日 | (12) | ||||
871 | 仲忠、一の宮・貴宮と出会う | (12) | ||||
871 | 細緒、兼雅と再会 | (12) | ||||
871 | 細緒・仲忠、都へ移住する | (12) | ||||
871 | 仲忠・一の宮、俊華牙の封印をとき、南風・波斯風を入手 | (12) | ||||
872 | 良房、細緒の屋敷に放火する | (13) | ||||
872 | 仲忠、良房に鯉を届ける | (13) | ||||
872 | 仲忠・一の宮、南風・波斯風を弾きあわせ、霊木の呪いが解ける | (13) | ||||
872 | 藤原良房、没 |
(13) | ||||
872 | セライ・ナジャ、帰国 | (13) | ||||
894 | 遣唐使廃止 | |||||
901 | 菅原道真、太宰府へ配流 | |||||
907 | 唐、滅亡 |
参考資料 『うつほ草紙』 諏訪緑 小学館
『図説世界史』 東京書籍 (1997年初版、2001年改訂)
『大百科事典』 平凡社 (1985年初版)
『日本史年表・地図』 児玉幸多・編 吉川弘文館 (1995年第1版、2002年第8版)
『争点 日本の歴史』第3巻 吉村武彦、吉岡眞之・編 新人物往来社 (1991年初版)
『読める年表・日本史』 自由国民社 (1990年初版、1992年増補改訂版)
参考web site 「歴史データベース on the web」
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