ついに完結!!

デスカノン
第十一話



「んんん……」
「あ、目覚めた?香里」
目覚めた香里を覗き込んでいる親友の顔。
もちろんそれは心配していたとは言えないような、惚けた顔であったが。
「名雪?あれ?私?」
「倒れたんだって。心配したよ〜」
ぼんやりとした頭を回転させる。
いつも聞いているものの、名雪の声は心配してるようには思えない。
が、それが彼女なのだと香里はイヤなほど分かっていた。
「過労だって」
「……そりゃ…ね」
北川の馬鹿笑いを思いだし、香里は頭が再びくらくらした。
「で、北川は?」
「北川くん?なんだか急いで出かけたみたいだよ?」
まさか、あんなコトになっているなど気付く方がおかしい。
ほっと胸をなで下ろす香里。
心底安心したといった表情。
「ま、苦労の種はなくなった訳か」
一人誰に出もなくつぶやく。
「あら?気が付いたの?」
「あ、お世話になりました」
保健の先生がにっこりと笑顔で迎えてくれる。
そして、一丁の銃を手渡した。
まさしくそれはデスクリムゾンそのものであった。
冷や汗が額から落ちる。
「真の武具は持ち主を選ぶと言うわ。おそらくこの銃器もアナタの闘志に惹かれて……」
「んな訳ないでしょー!」
香里の叫び声が保健室に木霊した。

 次回予告

宇宙の彼方に消えてしまった、初代英雄北川。が、彼を追って香里が立ち向かう!
果たして北川を救うコトができるのか!?そしてデスクリムゾンの謎とはっ!?
次回デスKanon
香里の秘めた力とデスクリムゾン 〜空気公団メジャーデビューおめでとう〜
に続く!せっかくだから俺はこの赤の扉を選ぶぜっっ!


永遠に続かない。

 
 これで北川君ともお別れかと思うととてもうれし…いや寂しいです(笑)


是非是非是非是非ハベラさんにご感想を(笑)
ちなみに杉菜は内容に関与しておりません(笑)

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