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1.『たのしくわかる化学実験事典』(東京書籍)
ページ数の制限で書き足りない内容が多いようですが,大雑把に楽しい化学の広がりと最新のネタを知ることができます。『たのしくわかる物理実験事典』(東京書籍)同様に多くの方々に利用していただけることと思います。 |
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2.執筆内容紹介
金属学習の要ともいえる金属鏡作りです。ピカールの正しい使い方を説明しています。 (2)「水の融点測定」p560℃の測定実験法ですが,ついでに4℃が密度最高であることもわかります。特別な装置が不要ですから,ぜひお試しください。 (3)「砂糖の結晶」p146砂糖の結晶は,ながらく難しいものとされてきました。しかし,再加温法の考え方を生かし,とても簡単にできることを見つけました。保温容器も不要で,成長を常時ながめ続けることが可能という画期的な結晶成長法です。 (4)「重曹の利用」p168 重曹で葉脈標本づくりを考案しました。アルカリが弱い事は返ってメリットで,従来難しかしいとされていた葉の標本が容易になりました。通常の水酸化ナトリウムを薄くして使ってもよいのですが,入手の容易な家庭薬品を使うところがよいのです。 ラボアジェの実験を参考に,従来の学校実験に疑問を感じて開発しました。きれいな値が出ますから,生徒実験に最適です。 (6)「塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和」p312塩酸と水酸化ナトリウムは海水の産物であり,その中和実験は重要だと考えます。濃度を選べば,鉛筆電極を用い,容易に中和点を確認できます。 |