●全日本ジムカーナ鈴鹿南RD(2005・9・3〜4 鈴鹿南コース)

さあ、いよいよ全日本戦も終盤を迎えポイント争いがヒートします!
今回はSA1にサイドターン@Y木選手、NAKさん@N田選手、そして練習会でおなじみの野宿CRX@N島選手。
N2クラスに初ポイント獲得に燃えるhirobot@S選手が顔なじみからのエントリーとなります。
今年も練習会のお手伝いのご褒美とお天気係りに180さんとわらちゃんとももとでパドック詰めしました。
日曜日には赤福のおにーさんやいなさん、白兄にさくらんさん&相方さんも応援に駆けつけ賑やかになりました。

土曜日、せっかくパドックパスをゲットしたので二日見ないのは損と朝も早うから電車で鈴鹿入り。
公開練習走行前のバタバタしない時間帯のうちに会いたい選手がいた。
いつの間にか「千葉の人(笑)」になっていたY木選手と奥様に会いたかったのだ。残念ながら奥様はレスキューで入っていたのでご対面なりませんでしたが、久々のY木さんは幸せ炸裂でした。(爆)直前まで車両トラブルを抱えて大変そうでしたが、見事ポイントゲット!本番二本目のアタックは素晴らしい攻めの走りでした!NAKさんも今回めちゃいい調子でドキドキしてたら、日曜日の一本目の後で観戦土手でお会いして「がんばって下さい!」と言えました。そろってポイントゲットでめでたい(^^)おめでと〜♪
観戦土手では練習会にも参加してくれたS田@踏める女さんともご対面し、西尾さんに拝借したスバルのでっかい傘を広げて日差しをよけて一緒に観戦しました。そして、Naoさんとも再会〜♪お盆の練習会での素晴らしい走りを思いだして嬉しくなりました。

さてさて土曜日の公開練習でのコースは例年の鈴鹿南のレイアウト通りのコースの中に、改修で埋めて出現したコース手前の四角い島にパイロンを4本立てて、大きい8の字を描くという部分が入ったものでした。今年は島での8の字を抜けた後に継ぎ目のある「渡り廊下」で脱輪するマシンが相次ぎました。どこまで踏んで大丈夫なのか確かめているのでしょうか?このコース毎年高速ストレート区間が長くて、パワー勝負というか加速で稼げるマシンが有利か?という所もあるので、レイアウトを工夫できれば勝負がもっと面白くなるのですが、島地帯もないしなあ。今回は新出のこの島での8の字でひとつの分かれ目、あとは外周からのS字の連続というかスラロームっていうのかの所をリズミカルにラインを外さずに早く出て来られるか、最終の外周での高速からのブレーキング勝負かしら?なんて思いながら眺めていましたが自分で乗らないので攻めどころはよく分かりません(^^;
180さんがビデオ担当でがっつり撮影しておりました。本戦の日曜日はどうなるかしら?と、期待できる感触で土曜日の鈴鹿を去る。
帰り道は180さんに亀山まで乗せてもらったのだけど駅が分からなくて人に聞いたら、駅付近まで前走をして下さったありがたい出逢いもあり、見知らぬ人の気持ちに感謝して帰路についた。

日曜日はわら号に拾ってもらえたので余裕で鈴鹿入り。今日の一番の仕事は「天気を保たせる」こと。
当日の降水確率は80%くらいで、ドライで走れるのは一本目とみんな思っただろう。
でも路面を濡らしたくない、二本ともドライで走ってもらいたい!というももわらの願いは「だだ」にも負けず天に通じ、見事に天気予報を覆し終日ほぼドライ、晴れとはいかなかったが曇りで保たせたのだ!すご〜い(笑)
現地に入ると間もなく白兄や赤福のおにーさんやいなさん、カメラを片手にhoneさん(機材は山盛りだった)、さくらんさん&相方さんがパドックに集まった。ちょうどhirobotさんのパドックの西尾さんのサービストラックの横に野宿選手のCRXも一緒だったので、練習会仲間の応援はバッチリです。そのうちにtaroさんもサービスでいらしていたので顔を出してくれました♪(^^)

いよいよ本番のアタック☆
しかし台風の影響を考慮した主催者の判断により、コースが変更となり島地帯が2本のパイロンをS字のように普通に通過していくだけになり、ワンミスで論外となるレイアウトになりました。ほんの一瞬のアクセルやブレーキの加減で入賞もままならない争いとなりました。ギャラリーとしては、もう少し車が「こんな風に動くんだ!」というくるくるが見たかったけど、今回はドライバーの心理を見るというか、一瞬で全てが決まるという争いを目にするレイアウトとなりました。

野宿CRX@N島さんは、シリーズポイント争いも佳境に入り表彰台云々よりも、ただライバルだけを見ていたのかもしれない。
8月の練習会の時に「鈴鹿がんばってね!!」と言った時に、「がんばりますよ〜」と見せてくれたキューピースマイル。(あのつぶらな瞳をぱちくりさせてから、最後ににこっと笑う彼の得意技)2本目のアタックが終わった後で車検場でN島選手に会った。見事に3位入賞で表彰台をゲットしたのにもかかわらず、彼の表情にはあのスマイルは見られなかった。少しお話をしたのだけど、年下ながら厳しい戦いを駆け抜けてきたN島選手の顔に「勝負師、漢の顔」の表情を見た。最後のMINEまで勝負は分からない。「最後までがんばって!みんなで応援してるから!」としか言えなかった。いつでも全力で走って、無駄なく決める美しいターンでMINEを制して笑顔で10月の練習会で再会したいと思った。上に行くほど厳しい戦いが待っている。周りの全日本組&ミドル組、どちらも期待できるドライバーが揃っているので順位は良くても笑っていられない場面というのに今後も遭遇するかもしれない。選手本人の悔しさは走らない私には分からないけど、精一杯走っている姿は輝いているし、大きな感動をもらっている。悔しさをバネに、最終戦思い切って走ってきて!!と願い応援するばかりだ。アナウンスに「日本一のCRX 使い」と言わしめたN島選手の腕と勝負強さに期待したい。

WIZARDのボス、もう一人のエースhirobot@S選手。今年は東に西に全日本を渡り歩き「公開練習男」の異名をもらい、なんとか実力を本番で発揮したい一戦。西尾監督と走りを検討し、1本目でポイント圏内の10位をマークする。鈴鹿入りしての走りはまだまだいける(タイムが出る走りができる)という感触があったので、2本目もドライで走って勝負して欲しいなあと思っていた。外周の高速ストレート区間から絶妙なブレーキングでロスのない立ち上がりに繋げる。久々に「スズメバチが怒って追いかけてくるような」キレのある走りに遭遇した。悔しい思いもした今シーズンの想いをぶつけるような渾身の走りでナント2本目でタイムを更新!これは珍しいことだ!一緒に応援していたみんながようやく復活したエースの本来の走りに喜んだ。練習会で一皮剥けたのはエントラントの皆様だけでなく、ボスも一皮剥けていたらしい(笑)そして順位も上げて、見事7位でポイントゲット☆N2はホントに入賞者のタイム差がなく厳しいクラスだが、このポイントは今後に向けての大きな一歩になったに違いない。

ドライバーの想いはいろいろだろうけれど、応援した仲間たちはウキウキでパドックには笑いが溢れた。
2人揃ってのポイントゲット。この日をどれだけ待ちわびた事か(笑)
サイドターンY木選手も、NAKさんも揃ってのポイントゲットとなった鈴鹿戦は、ももにとって忘れられない一戦になった。
みんなと一緒に笑って、本当に嬉しくて楽しかった。この喜びが来年はもっと大きくなりますように。
ドライバーのみなさん、がんばって下さいね。天気は任せろ!(^^)

最後に今回印象的だったのは、西尾さんの言葉。
「ミスを直すというのは簡単なようで難しい。普段の走りで練習して、ミスが出た時に<体>が反応していなければ遅くなる。走りの理屈でない、難しさがある」という事。走らない私は「ミスがなくなるだけで、作戦を変えなくてもタイムアップする」って簡単に思ってしまいますが、ここに難しさがあったとは。
もうひとつは土曜日に土手で観戦しながら♀と話していた時のこと。彼女は高速区間でブレーキを我慢して刺さりそうな勢いで侵入して立ち上がりが成功した時が快感なのだそうだが、その踏み加減を師匠などに改善点としての指摘を受ける事があるそうだ。タイムを出す=ブレーキを踏まない。という公式でなく、適切にブレーキを踏んで立ち上がりを重視という事なのかと思ったけれど、その踏み加減も微妙なコントロールを要するらしく、見えない所でドライバーはシビアな勝負をしている。その「ほんのちょっと」の加減で喜びや悔しさが生まれる。まだまだ見る目は足りない私だけど、いい勉強になりました。

一緒に応援したみんなの笑顔にありがとう。
素晴らしい走りを見せたドライバーにありがとう。
せっちゃん様と姫路戦の健さんに会えなかったことが残念でした〜(>_<)


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