ポルトガルワインの現状

ポルトガルにおけるワイン

 ポルトガルのワイン産業は同国のコルク等の数ある伝統産業の中でも重要な位置を占めており、実際どのレストランや土産物屋、スーパーを訪れても必ず多くのワインが置かれている。

 写真は、酒屋の様子。びっしりとワインが並べられている。そして置かれているワインのほとんどはポートワインであった。

ポルトガルワインの生産地

 ポルトガルのブドウ生産農家の平均栽培面積は、小規模経営が多い。

0.5ヘクタール以下の農家が45%を占めており、これはEUの中でギリシャに次ぐものである。

ワインはサド川以北のほぼ全国で生産されるが、温暖な南部では意外とその生産量は多くない。

これは産地形成にとってリスボン・ポルトなどの大消費地への輸送条件の良さと労働集約的なブドウ栽培を支える多くの労働力が必要であったことを物語る。

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