前回の雪辱を晴らすべく京都行ってきた。面倒臭いのでコメントはいい加減。


ミネラルウォーター高ー
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と言うわけでスターウォーズ展。大学生だから1000円。



んあー、ハッキリ言うと前回より全然面白味が無くなってた。展示品の数自体が減ってる、まぁ前回はEP456で今回はEP12だからそもそも作品数からして少ないんだけどそれとはまた別の所に原因と言うか問題があって、EP456が公開された当時はマットペインティングに模型と合成、と言うアナログ技術が全てだったんだけど、EP12では完全にデジタル技術の一人舞台になってるから展示する「モノ」がないのだ。勿論それ(CGの技術)はそれでとても素晴らしい事だと思うんだけど、こうやって展覧会やる時にイメージ用の紙セットとかスケッチ画だけ並べるのは見る方からすればションボリしてしまうと言うか、苦し紛れにアミダラの衣装(EP12では「モノ」に金をかけたのは衣装だけだと聞くし)を飾りまくられると面白くなさに拍車がかかるだけ。
ぶっちゃけ見るところは入口はいって直ぐの等身大ドロイデカとポッドレースの観客席( )ぐらいしかなくて実にしょっぱかった。物販コーナーも異様に熱心で面白い販売員が居たスツルザンの原画売り場が無かったし、前回の展覧会を見逃してる人には申し訳ないけど今回の展覧会は特に魅力ないんで、余程EP12が好きな人以外は行かない方がいいですよ。
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14時ごろ入って割とゆっくり見て回ったのに出てきたらまだ15時回ったぐらいだった(前回はみっちり3時間ぐらい中に居たのに)ので、やっぱりY君とこれからどうしようかーと言う話になって「前回は金閣に行ったんだから今度は銀閣に行こう!」と言う事になった。京阪七条駅前のバス停から銀閣行きが出てたのでそのバスに乗って一路北上。


清水寺前を思い出す小道。平日夕方だけど観光客もちらほらいた。んで坂を上ると慈照寺銀閣の入口で、金閣とは違って入場券のお札は下端を切り離すシステムになってた。拝観料は500円。
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銀閣。

観光客が口をそろえて「うわ地味」と言っていたのが印象的。なんと失礼なやつらだ!!どいつもこいつも「金閣の方がすごいねー」とか言ってるけど、あんなものは昭和に再建された所詮「まがいもの」なんだぞ!!こっちは義政が建てたオリジナルのままだと言う歴史の重さを知れコンチクショウ!!
と、説明読むまで銀閣が「どこ内」にあるのかすら知らなかった俺が言ってみる。
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境内にあったコケの説明が秀逸だったのでメモ。

「銀閣寺の大切な苔」
Very Important Moss(Like VIP)

「ちょっと邪魔な苔」
The Inhabitants of Ginkaku

「とても邪魔な苔」
Moss The Interrupter
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実際の展示はこんなかんじ。



うーん、すばらしい。(いちおう補足として写真)
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あとは庭園うろうろして写真とりまくったりとか。金閣が「どーよこれ金閣よ!」とボスっぽく主張してたのに対して、銀閣は「本殿(?)が地味だから手数で勝負よ!」と言わんばかりに弁財天が奉ってあったり裏山から景色を眺めさせられたり、小ネタ勝負と言うかぶっちゃけ雑多だったのが印象的。
んー、この方角だと出町の辺りが見えてるのかな?俺はいつまで経っても京都の地理は京都市役所前から四条の駅までしか分からないひとなので適当。銀閣はクリックで原寸大。
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帰りは修学旅行生に混じってせんべいの店頭販売にしたつづみ。


一味後味が辛過ぎ。後でヒィヒィ言う羽目になったよ。
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すぐ帰るには早い時間だったのでぶらぶらと哲学の道を歩く事に。





ぬけ作先生こんなとこで何してるんだろう。
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哲学の道のどん詰まりまで行って東山の方へ曲がったら

最初何かと思ったんだけどよくみたら、木の枝を落としたあとにノリのふたとか被せてそっから生えないようにしてるようだ。しかしもっとなにかあっただろうに、なんでこんなもの被せたんだろうか。現代美術ってやつか?あと凄い幼稚園

うーん。
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東山学園かなんかを通り過ぎてそのまま歩き続けたらやっと南禅寺(哲学の道の終点、と書いてあった)に到着。

「あーデカいね」「うん、デカい」参拝客ゼロなのが凄い。
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南禅寺といえば有名なのは水路閣。と言うわけで裏に回って見てきた。


あーもう!この辺のギリギリ理解できる近代科学ってのは素敵すぎる。たまらん。考えた奴も作った奴もまだ現役稼動させてる奴もまとめてみんな最高だ!!とかテンション高くなって上流がどこから来てるのか確かめに遡ってみた。

こんな道。右の溝みたいなのが水路(この写真は後ろ向いて撮ったものだから来る時はゆるやかな左カーブ)。
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数分歩いたら水路のスタート地点と関電の発電所があった。



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真横は記念公園(老人憩いの場レベルの小ささ)になってて、この水路を考えた博士の銅像とか完成当時に使われてた船とかが展示、と言うか野ざらしに置かれていた。



左の写真の線路を右の写真の船がのぼってくるしくみ。と言うか、高低差のある二箇所の水路を結ぶ=ここまで船を引っ張ってくるためにわざわざこの蹴上水力発電所(日本発の水力発電所らしい)を作ったと言う経緯があったりする。真ん中の写真は一つ上の段中央で載せた「発電所から延びるでっかい2本の管」の1パーツ。近くにあった説明書きによれば直径1.6m重さ4トンだとか。
あー、気付かなかったけどいつの間にか銀閣から蹴上まで歩いてたのか。周辺地図
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線路を下りきってそっから平安神宮まで歩いて行って京都駅行きのバスに丁度乗れた。こないだ食えなかったリプトンのパフェ食ってから解散。

野郎2人でパフェは浮きすぎてたかんじ。当初の目的はしょっぱかったけど実に楽しい一日だった。