東北点描 2
このまま会津へすぐに高速に乗るのも芸がない。高速道路に対して10kmほど東を南北に流れる北上川に沿って県道を南下する。
ツーリングマップルの岩手県一関市川崎(東磐井郡川崎村)の道の駅付近の橋に「ここから眺める北上川はいい。まさにみちのくの大河」とあるので立ち寄る。どんどん夕方になり行く。
さらに南下し伊豆沼に到着したときはちょうど日没であった。黒々とした伊豆沼の山の向こうに「ボーンと赤く」なっている夕日がみるみる沈んでいく。急いでバイクを停めカメラを取り出し構えるが、夕日を撮ることはできなかった。あっというまであった。
日没を迎え、いよいよ夜が直接にバイクを覆ってきた。もうゆっくり走っても何も見るものがないし、また会津若松くらいまで緯度を下げておかないと、会津若松から京都まで帰宅するのに12時間以上かかってしまうことは「実走」されている。
東北自動車道に乗る。道が頻繁に小さいRで曲がっていて暗くて怖い。どうしてこんなにぐにゃぐにゃなのだ。会津若松市の健康ランドに到着したのは23時頃になっていた。