初秋南東北点描
初秋南東北点描 16
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急な階段を登っていけば、見上げる岩壁に無数の孔あり、また仏教的呪文・願掛文らしきものが刻されている。

階段の踊り場にあたるところには小さな「院」もあり、さまざまな役仏が祭ってある。ようやく到達する頂上は「大仏殿」であり内部の撮影禁止。奉納されている額や絵馬の類を見れば三重塔あり、期待に胸膨らむ。

さて、順路に従い国宝三重塔である。上を見上げても塔らしきものなし。岩窟の中の小さな模型がそれであった。あとから来た観光客もあたりを見渡して模型に気づくとため息をもらしている。