第2回 あらすじ

ダイキンエアコン 室外機発火により、64万台無料修理

ダイキンによると、99年12月から今年1月の間に10件の発煙発火事故が発生した。7件は内部が焦げ、残る3件
は室外機の外枠の一部が熱で溶けたという。家屋への延焼はなかった。同社は00年2月には原因を把握したが
「軽微な事故」として個別の対応にとどめていた。今年に入って品質強化作業を一段と進めており、無償の点検な
どが必要と判断した。同社は「当時の認識が甘く、重大な火災につながるとの認識がなかった」。(yahooH16.10.19)

ひどい話ですよね。軽微な事故ですって?家が燃える可能性があるのに軽微とは・・・。
ダイキンはどれだけの事が起これば重大と感じるのでしょうか?
10件はたまたま発火の規模が軽かっただけで、放置しておけばもっと大変な事故を招く事があるんですよ?
人災ですよ。

最初の発火から3ヶ月で原因を把握しているのにも関わらず、火事になるかもしれないエアコンをそのまま放置して
おき、その結果、4年間で残りの9件の発火事故を起こしています。
発火すると判った時点で、対策をとれば、後の9件の事故は防げていたのに・・・。

発火する危険性を4年間も放っておいたダイキン。
やっぱり、個別対応で済ましていたんですね。
このサイトの「湿度を制御出来ない」事と同じ経過を辿っています。
指摘があってもその場しのぎの対応をして、次に生かそうとしないダイキンの体質なんですね。

おまけに、ダイキンよりユーザーへのHP(大切なお知らせ、無料点検修理)にはあきれます。

「発煙・発火する事故が、国内において極めてまれに発生しております。 お客様に安心してご使用いただく
ため、対象となる製品の不具合箇所の無料点検・修理を実施させていただきます。」


極めてまれに発火しようが、必ず発火しようが、自分の持っているエアコンの室外機が発火する恐れがある事には
変わりないんだ。
64万分の10台と考えると稀かもしれませんが、命を脅かす事になる欠陥を64万台全てが背負っているんです。
そう思っているのなら、上記のような書き出しにはならないはすです。


私のHPも今は訪れる人も少ないですが、いずれ大きな波となって、ダイキンを飲み込む事を願っています。