バイオハザード6の二次小説を書いてます。
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ツイッター小話 まとめ
「今日早く上がれる?」ジルは据わった目つきでクリスを見上げた。「…8時にはたぶん」諦めにも似た溜息を落として答える。「じゃあ8時半に正門ね。車回しといて」どこの暴君だよ、という言葉は飲み込む。きっと何かあったんだろう。今日は潰れてお泊りコースだな、と手の中のキーを握り込んだ。

//色っぽいことはナンもない"お泊りコース"に付き合うクリス。ジルはクリスが何かするとは微塵も疑ってなくて、だから余計に手を出しにくいという…S.T.A.R.Sの頃は、この距離感が似合うな!この二人(^ム^)


どうしたの?と思わず聞いてしまうほどわかりやすく落ち込んだジェイクを見て、シェリーは隣に座った。「何だよ」「…何かあったの?」「…別に」きっと言わないだろうな、と思っていたら、やっぱりそう返された。言いたくないなら仕方ない――と何も言えずにいたら、「あー!お前が落ち込むな!」

//ジェイクは喜怒哀楽がきっとわかりやすい。シェリーもだけど。聞かれてもきっと言わないから、それに落ち込むシェリーにジェイクは焦ったりすればいいと思うんだ。そして落ち込みも忘れたらいーんでね?もげろ


「お嬢さん」初めて呼ばれた呼称は今でもたまにビリーから出る。その度に反射で「お嬢さんって呼ばないで!」と言い返すけれど、最近気づいたの。彼がそう呼ぶときは子供扱いしてるフリをしながらの照れ隠しだって。試しに指を絡めてみたら「何だよ、お嬢さん」ほらね?「もうお嬢さんじゃないでしょ」

//"お嬢さん"はビリレベのキーワードのひとつですね!レオエイの"So cute"みたいなもん!8歳差な上にビリーはストイックな感じなのでむやみやたらと手は出さないけど、我慢してるO(≧∇≦)Oそれをごまかすために「お嬢さん」て呼んでるという妄想でした!


毛布から出た白い肩が小さく震えた。「寒いのか?」レオンはその華奢な肩に手を伸ばしたが、するりと逃げられた。「エイダ」ベッドから出てシャツを羽織った彼女を呼んだが、答えはないままバスルームに消えた背中に溜息を吐く。肌を重ねても心が寄り添えた気がしないのは何故だろう。

//前にノレン氏が↓って言ってて、これはめちゃ同感です!!なので、その辺を…(*/∇\*)
お互いの機微は正確に理解し合ってるのに、やることやってても心の核を晒すのは死にかけた時か死ぬ時くらいな気がするしなぁ、あの二人。くっつく=死亡フラグ、みたいな


「ジルとはどうなってんだ?」バリーは空軍時代からの付き合いなのでこういう時は遠慮がない。「どうって何が?ジルなんて気ィ強いし付き合ったら他の女と遊べないし勘弁…」クリスはバリーのニヤニヤ面を見て言葉を飲み込んだ。「お前は嘘つく時だけ饒舌だよな」だから嫌なんだよ、付き合い長いと!

//S.T.A.R.S時代にクリスはジルと付き合うのは勘弁と思っているという記述があって(理由は他の女と遊べないとか!)、それは建前じゃないのぉぉ?というワタシ的妄想をしてみた次第である。ふひひ。 バリーとの掛け合いは楽しそう!


シェリーを見た途端、ジェイクは目を剥いた。「おい!なんて格好してるんだ!?」「え?」シェリーは首を傾げた。キャミソールと短パン。「下着じゃないか!」目を逸らしつつ焦るジェイクにシェリーは笑った。「見せてもいい下着だもの」「俺はそんなもん見たくねぇよ!」「え?それってどういう…」

//付き合う前の設定。シェリーは無防備な格好を絶対してる!軟禁生活でああいう服にも耐性あるだろうから。でもジェイクは耐性ない(笑)んで俺は見たくないとか口滑らせてそんな機微に疎いシェリーの機嫌が一気に下がる、とな!既出ネタですいません<(_ _)>


甘える、という行為をエイダはどうすればいいのかわからない。「病気の時くらい甘えろよ」とレオンは言うけれど、具体的に何をしたらいいんだろう、と顔には出さないが途方に暮れた。「簡単だろう、して欲しいことを言えばいいんだ」「…ゆっくり寝たいから帰ってくれる?」「…そうじゃなくて」

//風邪ひいたエイダさん。レオンは「そばにいて」とかの言葉を期待してるけど、エイダさんは風邪の時くらいゆっくり寝かせてよとか思ってそうwwwww甘い感じでいこうと思ったのにギャグになっちゃった(´;ω;`) まぁ、レオンだからな…


「寝てろよ」ジェイクの大きな手が額を覆った。冷たい感触が遠のくのが惜しくて思わず手を握って「帰らないで」と言うと、キスされた。「…移るわよ」ようやく解放されてそう言うと、ジェイクは口の端を吊り上げた。「移せば治るだろ。さっきは可愛かったのにな?まぁ素直じゃないお前も可愛いけどな」

//くっ>< シェリーが風邪引いたら、ジェイク看病するだろーなー。逆でも然り。あんまりシェリーって甘えないけど、風邪で弱ってたら「帰らないで」くらい言いそう。そういう素直なシェリーも可愛いけど、憎まれ口叩くシェリーも可愛いとジェイクはきっと思ってる。もげろ。


「ジェイクの母国語は英語じゃないのよね?」突然聞かれてジェイクは瞬いた。「…公用語は違うな。でもお袋とは英語で喋ってた」「そうなの?」「…ああ」幼心に疑問に思ったものだ。だが今ならわかる。きっといつか――その機会は永遠に失われたけれど、とジェイクはそっとシェリーの頭を引き寄せた。

//イドニアはセルビア語らしいですね?ジェイクのマムは意識的にジェイクに英語を教えてそう。いつか親子再会を果たした時に、って考えていたんだろうか(ファイル「ジェイクの家庭環境」より)。今は鈍くさいエージェントと意思疎通ができることに感謝してるといーな!


ポケットから落ちて床に固い音を立てたそれは、運悪くヘレナの足元まで転がっていった。身体を屈めてそれを拾った彼女に「…まだ返してないの?」と呆れた顔で言われて、レオンは憮然とした。「あれからまだ会えてないからな」「気軽に女を口説く割には本命にはからきしなのね」…うるさいぞ。

//あれってアレですね!エイダさんに貰ったやつ。同じDSOだし職場で会った時とかレオンはヘレナに色々言われてそう。「もう返した?」とかww


レベッカの首元に見え隠れする鎖が武骨でビリーは怪訝に思った。春らしい色のワンピースには似合わない。ビリーは鎖に指先を引っ掛けてペンダントを引っ張り出した。見えたのは――ドッグタグ。ビリーは笑って「おいおい、デートだぞ」笑いながら名前を見て止まった――ビリー・コーエン。

//最後にもらったドッグタグを未だにお守り代わりに持ってるレベッカを再会したビリーはどう思うんだろうな?この二人は進展がゆっくりな気がするなぁ(´・∀・`)ジェイクほど肉食じゃないからな、ビリー。余裕があるとも言う!バイオ0後の再会までの話は書きたいなぁ…


「なぁ、エイダ」「なに?」「もし、」俺がお前を連れて逃げたいと言ったらどうする?我ながら埒の明かない質問だと苦笑いしながら、目の前のグラスを傾けた。俺はエージェントという地位と目的を捨てるから、お前も――酔った勢いでさえ口には出せない"願い"。レオンは首を振った。「何でもない」

//飲みに行くことなんてない二人だけど、そういうことがあってもいいんじゃないかな!バーで一人で飲んでる時にエイダさんがそっと隣のスツールに座って、レオンもびっくりしなくて…「よぉ」とかってO(≧∇≦)Oレオンが飲み込んだ言葉はきっとエイダさんはわかってるよね!!


「あの夜の続きはいつできるのかしら?」誘うように言われて心臓が跳ねたが、顔には出さない。「さぁな。今じゃないことだけは確かだ」鼻で笑うパフォーマンスに混ぜてそう言うのが精一杯だった。銃を向け合って言う冗談の合間に探り合う視線が絡む。この場合、探り合いが色恋沙汰じゃないのが泣けるぜ

//ダムネはレオンがカッコいいですよね!そしてエイダさんがえろい!!この場面は妄想全開になってしまうところですが、残念ながら2人ともワーカーホリックなので進展はなさそうなのが残念(´;ω;`)


なぜ自分の命を賭けてまで救ったのか。そう聞かれてもジルは答えられない。崖から落ちながら、窓から身を乗り出すクリスが見えた。目をいっぱいに見開いてこちらを見つめている姿を見ながら思ったの。逆の立場でもきっとそうしたはず。死んでほしくないと、あなたは死んではダメだと、そう思ったの。

なぜ助けたんだ、とか、もう二度とお前を失うのはご免だ、とか、色んな感情が複雑に絡まって言葉にならなかった。3年―公式に死亡扱いになっても探し続けた彼女をようやく助け出して顔を合わせたら、言葉もないまま抱き締めるしかできなかった。「ごめんなさい」ジルは全部わかった風にそう呟いた。

//5のED後にクリスとジルが落ち着いた頃に再会した時(そんな機会があれば、だが!)にクリスは色々昂って(お礼の気持ちと責める気持ちとか)言葉も出ずに抱き締めるだけなんじゃないかなー。


いつか、いつかまた会えたら――なんて夢みたいなことを何度も考えた。彼女には感謝の気持ちしかないはずだったのに、遠く離れて生活する中で薄れていくだろう感情も思い出す間隔は開けれども消えることはなかった。雑踏の中、彼女の姿を見つけた時、ビリーはこう呟くのが精一杯だった。「お嬢さん」

//私の中ではビリーはレベッカに惚れてる感じじゃないんだけどな。ジェイシェリと逆だな。レベッカは結構べたべただったと思うぞ!! でも感謝の気持ちはずっと持ってるから、きっと再会してレベッカが困ってたら助けてくれるんだろうな〜その過程でムニャムニャ


正装する人込みの中、一際目立つオーラを纏った彼女を見て不覚にも見惚れた。警護対象である大統領の存在を忘れるほどだったのに、当の本人はまるでこちらには気づいてないかの態度だった。気づいていないわけがない、仕事中なのか、駆け巡る思考にレオンは溜息を吐いて、首を振って視線を断ち切った。

//大統領警護中のパーティに潜入しているエイダさんとかち合うとかあるある( ̄▽ ̄)エイダさんも気づいてるけど無視して、後でレオンが独りの時に後ろから声かけるんだ〜「そんなに私が気になるの?」「…お前がここにいる目的がな…」「…そういうことにしておいてあげるわ」


さらりと腕の中で金の髪が動いた。気配に敏いのは傭兵の習性だ。ジェイクは意識が浮上すると同時に腕の中の温もりをまるで逃がさないかのように抱き寄せた。薄く目を開くと寝息を立てるシェリーに苦笑いした。もう二度と手放すものか、と誓った温もりだからな、と再びジェイクは再び目を閉じた。

//ジェイクは無意識に寝る時はシェリーが眠ってからじゃないと意識を手放さないと思う。シェリーの寝息が聞こえないと眠れないんじゃないかなー安眠剤?


「たまには私のこと好き?とか聞いたらどうだ?」冗談のつもりで叩いた軽口だったが、意味深にこちらを見つめる眼差しが鼠を狙う猫のように鋭い気がしてレオンは落ち着かなくなる。「聞いたら私の満足いく答えをくれるんでしょうね?」顔を寄せて囁かれたプレッシャーにレオンは降参するしかなかった。

//エイダさんはそんなことを言わないし、多分レオンにそう言われても絶対に口にしないだろうな、と。何つまんないこと言ってんのよと思いつつ、私からそんな言葉を引き出すならそれ相応のお返しはあるんでしょうね的なwww


「ワガママ言ってごめんなさい」目を伏せるシェリーの頭を乱暴に掻き混ぜると悲鳴が上がった。「ちょっ…!何するの!」ジェイクは抗議するシェリーの顔も見ずにボソッと呟く。聞こえなかったのか怪訝な顔をする彼女に焦れながら言った。「ワガママ言われた方が嬉しいから遠慮するなっつったんだよ!」

思わず出た言葉の自分勝手さに思わず慄いた。自分のことを棚に上げて――でもジェイクは「ワガママが嬉しい」と言う。意味がわからず戸惑っていると、「試しに俺も言ってみるか?」「え?」「何かあった時に俺より先にヒーローに愚痴るな」言われて瞠目する。ホントだね、ワガママが嬉しい。

//シェリーは結構会えなくても我慢するだろうなー。でも我慢されるよりワガママ言われる方が嬉しいと思う。普段我慢されてるから余計。でもそこはサラッと言えずに目も合わせずに怒鳴るように言っちゃう青さw対してシェリーは裏の意味がわからなくて、ジェイクの"我儘"にやっとその意味を悟る、とな!


「目閉じてよ」いつかと同じように見られていることに耐え切れずに言うと「やだね」と返された。「なんで!?」「あん時は付き合ってなかったし」ポッキーを咥えてるくせに器用に喋るジェイクをシェリーは睨んだ。「キスする時は閉じるじゃない!」言ってから気づいたが後の祭りだ。「キスする前提?」

//ブログで書いた「ポッキーの日」のジェイシェリは付き合う前設定だったから、1年後、付き合った状態でこれしたらどんなかなと思ってw見られたまま顔が近づくとかシェリーちゃん耐えられないよね…でも目を閉じてくれないジェイクwていうかもう付き合ったらきっとゲームどころじゃなくなるだろ!


「結婚でもする気なの?」零れた言葉にレオンが目を見開いた。偶然街中で見かけたレオンと腕を組んで歩く女。自分よりも背が低く髪長い。結婚したら大人しく旦那の帰りを待つタイプの女。「ああいうのが趣味なの?」失言をごまかすつもりで更に重ねた言葉にレオンが破顔したので、思わず目を逸らした。

逸れた視線を追っても頑なにエイダはこちらを見ない。「意外だな、ヤキモチか?」挑発すれば鼻で笑われたが、余裕のなさは透けて見える。そろそろ身を固めたらどうだと紹介された女はいい女だったが、生憎脳裏にチラついて離れない女が邪魔で破談になった。だから――「安心しろよ、俺にはお前だけだ」

//あにが突然浮かんだというレオエイを書けと無茶ぶりされたヤツです。要約するとヤキモチ妬くエイダさんと格好いいセリフを決めるレオンなんだけど、我ながらあれを2本にまとめたのはエライと自画自賛。まぁレオンもいい年だしと結婚考えてもおかしくないけど、やっぱりしっくりこないと思ってればイイ


「さみィな」隣で独り言のように呟くジェイクを見上げた。背が高い彼は更に顔を向こうに向けていたので表情が見えない。「寒いの?」12月だから当然だけど、いきなり何で?と疑問に思っていると――グイと手を握られて、そのまま彼のコートのポケットに入れられた。「お前が素手で寒そうだから!」

//付き合い始めの頃ってきっと手を繋ぐのもジェイクは躊躇しそう。んでガッと手を繋いではみても絶対顔とか見ないんだぜ…!言い訳付きでな!!痒い!!!


絡めた指がくすぐったくてジルはすぐに解いた。それを追うようにクリスの掌が自分の掌に合わさって指が再び絡まる。ムキになって指を解いて掌だけで繋ごうとしてもクリスはそれを許さない。「何でそんな繋ぎ方するの!」思わず抗議すると、「こっちの方が繋ぎやすい」としれっと言い返されて撃沈した。

//仕事の相棒から恋人という関係に昇格したてってきっと照れくさいだろうな、という妄想。クリスもだけどジルも結構照れ屋だとカワイイ。クリスは照れても繋ぎ方は譲らないとか!


さりげなく握った手をさりげなく解かれて、レオンは思わず息を吐いた。隣に並んで歩くこと自体が奇跡みたいな女だが、たまにはと思ってみたらこれだよ、と苦笑いしていると、不意に手を取られた。その感触に思わず隣を見下ろすと、涼しい顔をしている彼女が言った。「手袋したままなんて野暮でしょ?」

//手を繋ぐシリーズレオエイ編。手を繋ぐとか想像できないCPなんだけど、お互い涼しい顔しながらも嬉しかったらカワイイな!どっちかって言うと腕組むイメージなんだけどな、この二人は。でも敢えて繋ぐなら、という妄想でした。


レベッカは隣を歩く彼をチラリと見た。ポケットに手を突っ込んで歩く姿に、手を繋ぎたいけどキッカケすらないことに肩を落とす。するとビリーが不意にレベッカの手を取った。「お嬢さんは手を繋いでないと迷子になるのか?ちゃんとついて来いよ」「何よ、子供じゃないわよ!」「わかった、わかった」

//ビリーから繋ぎにいかないけど、レベッカが繋ぎたがってるのは気づく聡い男。でもレベッカが素直じゃないのはわかってるので、からかいながら繋ぐシチュ作っちゃうっていう(*´д`*)ビリーかっこいい!ビリーかむばっく!んでレベッカもそれに気づいてればいいな!
('13/9/3〜12/8)


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