EpisodeW...税理士資格取得5ヶ年計画 |
「税理士になる」という野望を実現すべく、受験勉強を始めようといろいろ調べていて衝撃の事実が。。。 1)まさかの落とし穴 『受験資格:四年制大学卒業もしくは日商簿記検定1級取得』 なぬぅーーー???専門学校出は短大扱いだから、税理士試験を受ける資格もまだナイというワケ??? ガァーーーン。。。 あの時・・・高校時代もっと真面目に勉強して四大に行っておくべきだったぁー、と後悔しても後の祭り。 東京勤務時代、経理システムの開発に携わっていたことがきっかけで簿記に興味を持ち、日商簿記検定の2級と3級は取っていたが、まさか1級まで取ることになろうとは。。。でもそれを取らないと試験を受けさせてすらもらえん!というワケで大急ぎで簿記1級の試験勉強を始めた。(今思えばこの独学が一番キツかったかも・・・) 寝ずの(というのは大げさだが)独学生活の甲斐あって(というか、こんな勉強そう何年も続けてられん!と思い)退社までに何とか1級を合格し、受験資格はクリアした状態でサラリーマン生活を終えることができた。 2週間のプー太郎生活の後、ラッキーにも案外早く就職先が決まり、そこへ勤めながら夏の税理士試験へ向け勉強を開始。・・・したのもつかの間、4ヶ月弱で退社→4日後別の税理士事務所に入社→1ヶ月強で退社。ま、職もないことだし再就職は試験後に、とこれを機に勉強に集中することにした。 2)税理士への道 その壱 1年目は試しに必須科目である『簿記論』と『財務諸表論』に挑戦!・・・といっても『簿』はほとんど試験勉強らしきものをせず過去問を解くだけで終わり『財』の理論丸暗記に時間を費やし、いざ出陣。 まず午前の『簿』。過去問は解いてはいたものの・・・と、そんな事より何よりまたもや持病(?)がぁー!!!脂汗をかきながらとりあえず適当に数字を埋めてトイレへ直行!スッキリ爽快な気分で昼食をとり、気を取り直して午後の『財』へ。朝と違って腹痛も襲って来ず落ち着いて試験に臨めたし、一応丸暗記した理論も書けたし、ま、今年は1つ通ればヨシとしよう! →結果 腹痛でボロボロだったハズの『簿』が何故か○、スッキリ爽快で臨んだ『財』が×だった。(昼休みにウンを流してしまったせい?!) 試験後の8月末、前事務所の同僚の紹介で、その後7年もの長きに渡りお世話になる中谷先生の事務所に勤務し始めるのである。 3)税理士への道 その弐 『簿・財』のどちらかは通ってる(たぶん財表)だろうと予測し、2年目は一番難しいと言われる『法人税』に独学で挑戦しようとしていたが、周りの人の「やっぱり学校に通った方がいいよ」というアドバイスで10月半ばから大原簿記専門学校へ。勉強自体「どう覚えるか」は自分ですべきものだが、大原では「どう解くべきか」「どう答えるべきか」等のノウハウを教えてくれるという点でとても勉強になった。配点は計算50理論50。理論は理解して覚えていれば満点も不可能ではないが、時間内にあんなに複雑な計算を全問解いて満点取るのはまず不可能に近いだろうと考え、合格ラインを60点として「計算20理論40」と目標を掲げ挑んだ。 →結果 計算は30〜35点、理論は40〜45点は取れたカナ?と思いつつも、難関と呼ばれる『法』やし前年度のような予想外の結果もあることやし・・・と、確証はなかったが何とか突破!一番の難関と言われていたものを1回でクリアできて余裕をぶっこいてしまった事が、見事に翌年の結果に出てしまったのだった。 4)税理士への道 その参 万一『法』が×だった時のことを考えて、9月開講の『消費税』一般コースを半年受けることにしたが、運良く○だったので残り半年は『消』の上級コースを受けた。毎回上位1割の位置をキープしていたので「こんなに点取れるんなら楽勝や!」と余裕で構えていた。ちょうど『財』も同試験日だったため、勉強はしてなかったが通ればラッキー☆と、3年目は『消』と『財』の2科目を受ける事にした。 →結果 大原受講中あまりに上位に居すぎたせいか、余裕が裏目に出て初のバツ2!!(やっぱ、油断はイケマセン。。。)『財』も「受かればラッキー☆」などと、税理士試験はそんな甘いモンではありません。(失礼しました!!) 5)税理士への道 その四 4年目は、税理士業をするにあたり絶対知っているべき『所得税』1本にかけることにした。受けた講座がとてもわかりやすい先生で、試験勉強のためという以上により深く知識を吸収することができたように思う。 →結果 これは一番深く理解できた科目だったので、絶対落ちるワケがない!という確証通り、めでたく○でした。 ここまでで『簿』『法』『所』の3科目をGETし、あとは必須『財』と残り1科目。それにしても世間で難関だと言われている『法』『所』を一発GETできたというのに、必須の『財』が2回も×だなんて。。。必須だけに残すと厄介やなぁ〜とちょっとビビりました。(^-^;) 6)税理士への道 その伍 そんなワケで今年は『財』を確実に取りに行こうと思い、9月から講座を受けに行った。おかげで「今自分のしている仕事はただ申告書の税金の金額を計算しているだけだ。でも顧問先の社長さん達はそんなことを知りたいんじゃなく『今年は何で儲けて何で損した』とか『どういうことでお金を使い、どういうふうに資産ができ、借金が増えた、減った』とかいう事だったんだ。それをわかってもらうための書類を財表で作るんだ」と気づくことができた。やっぱり独学よりも深く理解することができ、余裕が出たので同日に試験のある『消』も受けておこうと、年明けから週1一般コースを復習がてらに受けた。 →結果 理論はコレでいいのかなー?という不安はあったが、計算はそこそこできたのでまぁ大丈夫かな?と思っていた『財』は3度目の正直で○!『消』も基礎をみっちり復習した甲斐あってか○。これでとぉとぉ5科目GET、いわゆる『官報合格』したのです。 「30までに」というのはムリだったが、一応「満30歳」で野望を現実に変えることができたし1年1科目GETの計算でいけたのだから、ヨシとしていい・・・かな?!(←結果オーライってコトで。) 脱サラして5年。終わってみればあっという間だったナァ。。。仕事をしながら勉強・・・というのは大変でしょうとよく周りの方から言って頂きましたが、試験前の1ヶ月ほどフレックスにして下さったり直前の数日間休みを下さったりと、私が試験勉強をしやすい環境を作って下さった中谷先生のご厚意あっての結果だと思っています。(本当に先生には足を向けて眠れませんッ!!) H12.12.12付で税理士資格取得したものの、直後は試験勉強からの開放感や日々の仕事に追われ、特に変わり映えのない日々が過ぎていった・・・が、近畿税理士会浪速支部に所属してから、いろんな意味でシゲキの多い楽しい日々が始まるのでした。 |