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◆肥料について
@ 完全有機栽培に拘らず、化学肥料と有機肥料を共用しています。 元肥の量は野菜
の種類によってあまり変えていません。 (
使用している肥料と
施肥量の詳細)
A 葉菜類では畝をマルチングしているため元肥主体で施肥し、追肥が必要な時は
液体肥料(尿素の水溶液)を多用しています。
B 根菜類、果菜類では化学肥料による追肥を行っています。
C 土壌改良材として、牛糞堆肥(近くの牧場から入手する)と
落葉堆肥を用いています。
3〜4月に畝作りをする夏野菜は牛糞堆肥を、7〜9月に畝作りをする冬野菜には
落葉堆肥を施します。 1作ごとに1畝あたり牛糞堆肥、落葉堆肥とも10kg入れます。
D 自宅から出てくる生ゴミで
生ゴミ堆肥を作っています。 生ゴミに市販のEM菌を
混ぜます。 畑のコンポストに入れて半年から1年間熟成させた後、スイカの肥料と
して用いています。
◆畝について
@ すべての畝の大きさは1.3m×4mに統一しています。 この大きさの寒冷紗、
防虫ネット、ビニール(それぞれ1.8m×5m)が一番入手しやすいためです。
A 畝にはすべて黒色マルチシートをかけています。 目的は
・雑草が生えない。 ・冬〜春先の作物の生長が早い。 ・夏場でも水を
やらなくても済む。 ・土がいつまでもフカフカで土を耕す労力が少なくて済む。
です。 マルチシートは幅150cmを100m巻で購入すると、1畝あたり、50円
ほどの経費で済みます。 (
畝の作り方)
◆防虫について
@ 家庭菜園では、完全無農薬栽培は無理と考えています。
(ビニールハウスなどの大掛かりな設備を作れば別ですが・・・・)
A 極力、薬剤の散布量を減らすため、葉菜類には必ず、防虫ネットもしくは寒冷紗を
かけています。 防虫ネット(1.8m×5m)は2000円と高価ですが、何年も持つ
ので十分元は取れると思います。
B アブラナ科の葉菜類には育成前半のみ、オルトラン水和剤(1000倍)を2週間に
1回、全体で3回ほど散布します。 これでほどんどの害虫は防御できます。
C エダマメには実が付く頃にカメムシが発生するため、収穫2週間前に一回だけ
スミチオンを散布します。
D トウモロコシはアワノメイガがよく発生するので、育成前半にスミチオン(500倍)
を2回散布、雄穂が出た頃にディプテレックス粉末剤も散布します。
◆育苗について
@ 一部の接木苗、葉菜類を除き、種子を購入し、自宅にて自家育苗します。 理由は
・好みの品種が作れる ・良質の苗が作れる
・種子を直接播くより畝の占有期間を短くできるため畝の回転率がよくなる。
です。
A キャベツ、ブロッコリ、ハクサイではポットに播種ぜず、育苗トレイに播種して発芽
させ、本葉が2枚出た頃にポットに植え付けて育苗します。
B 育苗時も虫がつきやすいのでオルトラン水和剤(1500倍)を1回散布します。
C 使用する用土として、トレイには市販の種まき用培養土、ポットには市販のプランター
の土(安価なものでよい)、市販の腐葉土、鹿沼土を2:2:1に自家配合したものを
使用します。
◆
道具類
スコップ、平鍬、備中鍬、レーキ、鍬、移植ゴテ、鎌、木ハサミ、噴霧器など