カヌー

ユーコン・カヌーツアー


2007・8/15〜25

プロローグ



カヌー・正確にはカヤックを始めたのが今から丁度2年前2005年の8月末
琵琶湖カヌーセンターにいきなり行ってファルトの二人艇を買ったのが始まり。
買った次の週、琵琶湖へ持って行って誰に教えてもらうわけじゃなく勝手に漕いでかってに沈して…
次の日はじめて琵琶湖カヌーセンターのツアー「安曇川ジャングルツアー」に参加。
ツアーの楽しさとカヌーの楽しさを覚えた。
それからは出来る限りツアーに参加し、無謀にも初めての川下りは個人での瀞峡くだり。
カヌーに関する本も読みあさり、そんな中で手にした「こんにちはカヌー、さようならOL」星野綾子書 を読み、私のユーコンへの夢が始まった。
長い休みが取れるようになったらユーコンへと思っていたが早くもその機会はめぐってきた。
今年春に開かれた「アウトドアフェスティバル」でユーコンのパンフレットを持って立っていたカヌーピープルの佐久間さんに出会ってからだ。
ツアーで行く気は無かったが何しろ初めてのこと、ツアーで要領が分かれば個人でもいけるとモンベルの説明会にMasaが参加。その場で申し込んできたらしい。
そこからは私の仕事。せっかく初めての地Whitehorseまで行くのにユーコンだけで帰ってくるのはもったいない。
モンベルに掛け合って追加料金なしで前泊2泊を取り付ける。その2泊分の宿泊先をツアーと同じホテルは面白くないのでネットで探す。
DowntownにあるHistorical Guest House B&BHistrical Guest House B&B に決めて予約
いろいろ調べているとゴールドラッシュ時代に発達した鉄道が観光で走っていることを知り、それに乗るために後泊2泊をお願いしてみる。
残念ながら満席(Airが)とのことでさらに前泊を追加してもらうことに。
何日か後に1泊のみならOKの連絡をもらう。つまり3泊前泊することに決まり!
そこでわたし達の出発は8/15(水)と決定。8/15〜8/25の11日間のユーコン行きが決まりました。



観  光



1日目



関空を飛び立ったのが8/15 CA36 17:25発 バンクーバー乗換えAC8447 16:40 ホワイトホース着18:55 
カヌーピープルのCoxが迎えに来てくれていて、わたし達の宿泊するB&Bまで送ってくれる。カヌー用の荷物はカヌーピープルまで持って行って置いておいてもらうことに。
空港の風見鶏(機)空港回りの写真を撮るMasaをゆっくり待ってくれて、今晩の夕食にレストランを聞くといろいろ教えてくれる。(ジャパニーズ、アジアンばかり教えてくれるのでカナディアンがいいと言ってステーキハウスを教えてもらう)
7時過ぎだと言うのにまだまだ明るい。荷物を置いて食事に出かける。
教えて貰ったであろうWateredge Hotelのレストランでお勧めバーガーとフィッシュ&チップスとビールで乾杯!

2日目



このB&B朝食付きのはずなのに昨日はお家の人に会えていなくって、朝ごはんの時間も何も分からない。食堂に行ってみても何も用意されていない。
「何か分からないことがあったら電話してね」と書いてあるので電話してみると、どうもキッチンにあるもの自由に使って自分で作るらしい。ジュース、目玉焼き、トースト、コーヒーの朝食。
市内観光に出て行く。
ホワイトホースは小さな町なのですべて徒歩圏内。


Yukon PassTrain Depotーまず次の日行く予定のホワイトパス&ユーコンルートWP&YRのチケットを買いに、もと列車の駅舎で今はWP&YRのofficeへ行く。

クロンダイク号 ーユーコン川に面した公園に置かれた外輪船。実際にゴールドラッシュ時代に使われたもので、当時のまま保存。ガイドツアー $6

Imformation-地図を頼りに探すが見つからない。周りをうろうろしてたら"i"のマークの旗が立派なビルにはためいている。余りに立派過ぎて…

ここで聞いたスーパーマーケットを目指して歩いていくがお腹がすいたので、途中でランチ。
クロンダイク・サーモン&バーべキュと言う美味しそうな名前につられ、しかも外に並んでいるからこれはきっと!
でも残念!ランチにステーキはやっていないとのことでバーガーとビール。


MacBride Musium ;ユーコンの自然・動物の剥製やゴールドラッシュ時代の資料/映像 $6
スーパーでお土産用のメープルクッキーとメープルシロップを探すがない。他のスーパーも見るがない。明日のお弁当用にハム・パン 夕食用のステーキ・サラダ・ぶどうなどを買う。

リカーショップでビールも買ってB&Bへ。 
 T-ボーンステーキ                             

観光ギャラリー

ホワイトパス&ユーコンレイル・Office クロンダイク号
マックブライトミュージアム KPでカヌーを運ぶ車


3日目



WP&YR

今日はツアー前泊しての観光のハイライト!
ホワイトパス&ユーコンレイルのツアーに。8/17 8:00am集合 コーチに乗ってCarcross経由でFraser10:30発からSkagway12:10着までTrain
White Pass SummitーSkagwayのわずか32Kmの間に標高差879m、この間、山にへばりつくようにいろんなポイントをナレーションつきで走っていく。WP&YR 列車
3時間余りSkagwayで滞在
Skagwayはアメリカなのでパスポート必携。列車の中でパスポートをチェックして後でとりに来るように言われる。
パスポートには可愛い列車のスタンプが押してあった。
家にありったけのUS$を持って行っていたので小銭もはたいて記念品を買う。
帰りはアラスカハイウエイを、乗ってきたコーチバスで帰る。
家でお肉を焼いて、スープ、サラダ、もちろんビールで夕食。

食後中庭パティオで明日からホワイトパストレイルを3泊4日で歩くと言うPamと隣に泊まっているコロンビアのご夫婦と話す。Pamとパティオで

カヌーツアー



8/18 キャンプ0日目



8/18ツアースタートの日。本来なら, きょう関空を飛び立っているはず。
ツアーのほかの皆さんが到着するまで残り市内観光や買い物、カヌーピープルに行って佐久間さんにも会う。

The Log Skyscrapers ;木製のログの3階建ての建物。丁度しまっていて中は見れなかったが普段でも3階には人が住んでいるそうだ。

Old Lodge Charch  ;要するにログキャビンの教会。中はどうってことなし $3

スポーツショップで靴、日よけキャップ、タイツなどを買う


Waterfront Trolly トロリー電車ユーコン川沿いに可愛い黄色い電車が走っている。
出発の時はポッポ―と汽笛を鳴らし、1両なのに運転手と車掌が乗っていて、乗り込むとちゃんと切符を売りに来て(片道$2、往復$3)いろいろ説明してくれる。
私たちはカヌーピープルまでの短距離だったので,まだ話している車掌さんに別れを告げてKPへ。

KPで オーナーのスコット、ツアーでお世話になる可愛いシェリルを紹介してもらった。
3時間コースにKP横から出発する人たちの様子を見ながら佐久間さんの手が空くのを待つ。
フィッシングライセンス(6日間$20+Tax)をとって、B&Bに置いてきた荷物を今夜のホテル Best Westan Yukon Inn まで車で運んでもらって皆さんより一足早くチェックイン。
Masaはカメラを持って外へ。皆さんの到着をパチリ。
食事のためみんなでレストラン Klondike BBQ&Salmon へ。
スタッフのシェリルはすでに来ていて、皆で注文して、自己紹介。
関空発というのに、みなさん東京方面の方ばかりでびっくり!関西人は私たちふたりだけ。
でも、皆さんよさそうな人ばかりで安心

ツアー初日ディナー


8/19 キャンプ1日目

朝、ロビーに集合してチェックアウト後買い物に。
釣り用のロットや、スプーンなどを買う。
私用の釣竿も買ってもらう(どうせ釣れないから一番安いのを探して)
KPへ行っていろいろ準備後水上飛行機の発着場までいき、3機に分乗
レイクラバージュを一気に飛び越える。
ユーコン川と湖の織り成すすばらしい景色を上から見、
カヌーで湖を越えている小さな豆粒ほどの艇を見ながら今日の出発地となる地へ到着。
すでにシェリルがモーターボートで3時間ほどかけてカヌー、荷物を運んで、昼食を作りながら待っていてくれる。

昼食後みんな揃ったところで、カヌーの練習。
シングルパドルのカヌーは初めての上,流れは速い。ちょっと緊張。
ちょっと外側まで漕いでちゃんと回って帰ってこられる。
気をよくした私はちょっと物足りない、もっと漕ぎたいというMayumiと一緒に漕ぎ出す。
流れが速く帰ろうにもどうしても流されてしまう。
何度トライしても流れに入り、流されていく。
諦めて岸にたどり着いてちょっと下流から歩いて戻り助けを求める。
そんなこともあり、先人でキャンプ地が取られているかもしれないからということで今日はここでキャンプをすることに決定
お陰で(ごめんなさい)廃村を歩き回りいろんな説明を受けられた。




8/20 キャンプ2日目

昨日の分を取り戻すためにちょっと早く出発
たくさんの荷物を各艇に分けて積み込む。
もちろん自分たちの大きなドライバッグ。
各艇ペアを組みわたしはMasaと。今日は流れていっても大丈夫。大きなユーコンくだりを楽しむ。
白頭鷲や、すずめ(?)の巣などの説明を聞き、Reikoの見つけたムースも見ることが出来た。
これも早く出発したお陰(?)
パイクを釣る途中、トイレ、昼食休憩をしてパイク(カワカマス)釣りをする。
パイクは水草のよどみにいるらしく、草に引っかかるばかり
又引っかかったと思ったらMasaの針に草ではなくパイクが引っかかった!
佐久間さんの助けを借りて逃げられずにゲット!
他の方たちもあたりはあったようだが逃げられてしまう。
パイクを艇につけて流しながら進む。
キャンプ地に着いてテントを張り、それぞれに川で泳いだりシャンプーをしたり、2日ぶりにサッパリする
佐久間さんに続いてハイキングに出かける。
小高い丘の上に上がっていくが、これが結構きつい
手すりも何もない細い崖っぷちの急な斜面
テスリン川とユーコン川上からはテスリン川とユーコン川の合流地点が見え色の違いもはっきり分かる
明日立ち寄るフータリンカもも見える。
佐久間さんが狼の鳴き声をまねて、その後みんなが子供の鳴き声を「カッカッカ」と言うと、あれ?返事が返ってくる
でも、どうもキャンプサイトのほうから聞こえる
でも、もうひとつ別のほうから聞こえる
やはりはじめのはテントサイトに残っていたシェリルとChiekoだったが,もうひとつは…?


2日目夕食ステーキ

豪快な網焼きステーキ


8/21 キャンプ3日目

ポーチドエッグの朝食

8:30にポーチド・エッグ チーズのせのベーグルとフルーツの朝食後
10:30頃 3日目のスタート
Hootalinqua Shipping Hub


すぐにフータリンカに上陸し廃船の説明を聞く
私たちはクロンダイク号を見てきたので朽ち果てかけてはいるが、その容姿がよく分かる。
ランチはみんなの艇をつないでフローティングランチ
シェリルが朝食後作っておいてくれたサンドイッチ 飲み物 おやつ付き
漕がなくっても10〜11Kmで流れていく(両端は進度調整で漕いでくれていたが)
3時ごろ砂金取りに上陸
なにやら光っている。でもこれは雲母らしい。
キャンプサイトについてやっと釣ったパイクを焼いて食べることに
みんなで骨までしゃぶって美味しくいただきました。ごちそうさま
雨が降ってきたのでキャビンの中でUNOをする




8/22 キャンプ4日目

CYRのDredgeのあるところに上陸ランチ後各自グレーリング釣りをしたりして過ごす
何度か竿を振って巻き取っているうちになにやら重い
私にも釣れた!
Dredgeのキャタピラーなどを見て再び川へ
キャンプサイトについてグレーリングを柳の枝に刺して、キャンプファイヤー担当(?)Akikoが焼いてくれる
美味しく焼けて小さいのでみんな遠慮がちに少しづついただく
カレーの夕食後網で石を焼き、シートでテントをつくりお湯も沸かしてサウナの完成!焼け石にお湯をかけると、立派なサウナ
暖まってみんなで川に飛び込む
2回目サウナで温まり、暖かいうちにテントへサウナ

8/23 キャンプ5日目



4泊5日のキャンプも最終ステージを迎えました
朝、出発前に佐久間さんにライフルを持たせてもらう
本当に使うことが無くってよかった
途中から熊に対する警戒も心も薄れてしまっていたなぁ
途中、またフローティングおやつタイム
のんびりと下る
そうこうしているうちに行く手先に電線らしきものが見える
終着Little Salmonが近いらしい。
佐久間さんが「右へ寄って、右へ」
4泊5日のカヌーツーリングが終わった瞬間だ
荷物、カヌーすべてを上の道路沿いに上げるとお迎えの車が到着
車に乗ってCarmakusでランチ
そこからWhitehorseに向かってただ走るのみ
後ろの席ではみんなダウン
4泊5日で下った距離を車で2時間半ほどでWhitehorseに帰っていく
小さいと思っていた町がなんと都会に見えたことか
KPに着いて預けていた荷物を取ってHotelへ送ってもらう
お土産用にスーパーに連れて行ってもらってメープルシロップ、メープルクッキー、オランディーズソースの素などを買う
最後のBBQのためにKPへ
下った記念に倉庫扉に名前を残すさよならパーティBBQ
写真をスライドショーで見ながらスタッフの用意してくれたBBQをいただく。
残っていたビールもここで終了



10日目

8/24 ツアー最終日

5:30 ホテルロビー集合で空港へ
チェックインカウンターで荷物重量オーバーと言われテントを取り出す。
手荷物にするがテントだからピックがある
佐久間さんが聞いてくれて他の人の荷物に入れたらいいと
でも皆さんは東京、私たちは関空
Kyokoのスーツケースに入れてもらって送ってもらうことに。
一件落着!と思いきや、またまた!
Masaがbagにナイフを持ってる。
これは佐久間さんに預かってもらって日本でのフェスティバルの時にもらう、
もしくは来年Yukonくだりの時にもらうことに。
本当に人騒がせな!
セキュリティを無事通過できたところで佐久間さんとお別れ
本当にお世話になりました。ありがとうございます。

11日目

8/25 帰国



予定通り8/25関空着
飛行機を降り立ったとたん「暑っ!」


帰国

ツアーが終わって、現実の世界に引き戻された。
でも、このツアーで学ぶところが多く、これで終わらず,次の目標ー自力でユーコンを下るーに向けてスタートを切った。
帰って早速みんなにメールをくださったHiroshi。皆から次から次へと届くメールが毎日の楽しみになった。
Kyokoとは瀞峡くだりの計画も出来た。他の皆さんともぜひ一緒にどこかを漕ぎたいと思っている。
また、ツアー中に聞いた、「ウーマン・アローン」廣川まさき著・「アラスカ物語」新田次郎著を読みかけている。
映画「狩人と犬、最後の旅(The Last Trapper)」はDVDでレンタルできるのだろうか?

ツアーの皆さんのお名前を勝手に使ったことお詫びします
また、文中の写真一部Chiekoさんのお写真を使わせていただきました。
何もメモを取らず、川地図も持たず気楽にツアーに参加したもので,記憶も曖昧
間違っているところがあったらご指摘ください

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