ジオン公国軍

MS-05B ザクI HGUC 1/144
\1,000
型式番号 MS-05B
所属 ジオン公国軍
製造 ジオニック社
全高 17.5m
本体重量 34.2t
全備重量 63.2t
出力 4,300kW(5,700馬力)
推力 210,400kg
センサー
有効半径 2,900m
装甲材質 超硬スチール合金
武装 105mmマシンガン(弾数100)
280mmザク・バズーカ
GGガス弾
ヒートホーク
搭乗者 ガデム
ランバ・ラル
黒い三連星
エリオット・レム
ジオン公国軍一般兵
ジオン公国軍は地球連邦軍との開戦に向けて本格的な軍事用MSの開発を決定した。量産型MSの正式採用に際して競作が行われた。ジオニック社は先に開発した試作機 (MS-04) を大幅に改良、量産化を見据えて装備類を簡略化したザク(YMS-05)を提出した。一方、ツィマッド社はそれよりも高性能なヅダを開発したが、トライアル中に空中分解事故が発生、その結果安定した性能を発揮したザクIが採用された。『MS IGLOO』第3話の劇中では、この決定にはジオニック社の政治的な働きもあったとの主張が台詞として語られている。

ザクは宇宙世紀0074年2月に試作機が完成、翌年7月に量産化が決定し、8月には1号機がロールアウトしている。開発にはジオニック社からジオン公国軍に佐官待遇で出向したエリオット・レムが携わっている。これは、模型企画『MSV』や、漫画『Developers 機動戦士ガンダム Before One Year War』の劇中で描かれている。

宇宙世紀0075年11月には初期生産型(MS-05A)27機によって教導大隊が編成。グラナダに配備され、開戦に向けての搭乗員育成や戦技研究、各種試験が行われ、モビルスーツという兵器体系を確立した。このデータを基にコクピット、装甲材質などの一部改良を施され、MS-05Bとして本格的な量産化が行われ、総生産数は793機に及んだ。なお、これらの数字や設定などは『MSV』などで語られた後付設定で、例えば『ガンダムセンチュリー』では初期生産型27機のロールアウトは宇宙世紀0076年5月となっており、いずれにせよ非公式なものである。

しかし機体各部の動力パイプを全て装甲内へと内蔵したことやジェネレーター出力の低さから十分な運動性能を発揮することができず、軍、特にキシリア・ザビはこの機体の性能と生産性をより向上させたタイプの開発を要求する。その結果、出力向上と冷却装置の強化、それに伴い性能全般が向上したMS-06ザクIIが完成、この機体と区別するためMS-05はザクIと呼ばれるようになった。開戦時には一部をザクIIと入れ替えた部隊があったものの、生産されたほぼ全ての機体が実戦参加をしている。しかしザクIIが主力として大量生産・配備されると、機動性の異なるザクIとの混成部隊を編成するのは難しくなった。そのため、ザクIはルウム戦役以降は艦隊決戦後のコロニー内の制圧や、後に補給作業などの二線級任務に回されることとなった。ただし、大戦後期になってもザクIを継続して愛用したベテランパイロットもまた多く、最終決戦の舞台となったア・バオア・クーでも新鋭機と共に配備され、実戦参加している。

 武装
ザクIの標準装備としては以下のものがある。

105mmマシンガン
ザクI専用に開発された電気作動方式のマシンガン(型式番号:ZMP-47D)。試作型のものとは異なり、ドラム式マガジンは横付けとなっている。装弾数は145発。宇宙空間での使用を前提として開発されたため、重力下での使用では給弾に不具合が発生する恐れが生じた。マガジンのレイアウトにも操作面での問題点を抱えていた。これは開発当初は口径105mmの砲弾だったが、開戦直前にはより高い攻撃力が求められ口径120mmへとボアアップされている。
280mmバズーカ
対艦攻撃用装備。開戦当初は核弾頭も用いられた。右肩部にはバズーカラックが増設されている。これは射出の際、反動で肩関節へ負荷が掛かることがあったためである。発射ガスを後方に逃すバズーカでは反動はほとんど無いはずであるが、MSVやHGUCインストの記述では負荷云々の記述がある。ただし、この装備は今のところ劇中未登場の非公式な装備でもある。
ヒートホーク
白兵戦用装備。開戦当初は対MSより、敵の艦や戦闘機に肉薄した際に使用された。これはザクIIでも継続して採用されている。
このほか、模型などではザクIIのシールドを流用したスパイクシールドやシュツルムファウストなども使用されているが、アニメの劇中には今のところ登場していない。
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2006年5月発売






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