地球連邦軍

RX-78-2 ガンダム HGUC 1/144
\1,000
型式番号 RX-78-2
所属 地球連邦軍
開発 地球連邦軍
製造 地球連邦軍本部ジャブロー基地
生産形態 試作機
全高 18.0m
本体重量 43.4t
全備重量 60.0t
出力 1,380kw
推力 55,500kg
地球連邦軍のV作戦の下に試作された白兵戦用MS。パイロットの帰還率の向上と貴重な実戦データの回収のため、腹部に脱出用小型戦闘機コア・ファイターを内蔵するコアブロックシステムを採用している。また、(テレビアニメ版においては)後に開発されたGパーツとの換装により多彩な形での運用も可能である。

ガンダムには当時の最新技術が惜しみなく投入されている。特にMS用の小型ビーム兵器はガンダムにおいて初めて実用化された兵器であり、それまでは戦艦クラスのメガ粒子砲などに限られていた、ザクなどのMSを一撃で撃破しうる能力を本機に与える事となった。また、あらゆる局面で実戦に耐え得る完成度を実現するために、製造コストは度外視されており、生産過程で異様に高い水準でパーツの選別を行っている(基準に満たないものを流用して陸戦型ガンダム等の機体が少数量産された)。コアブロックシステムによる複雑な機体構造やその高機動・高出力・重装甲はとても量産可能な代物では無かったが、それゆえに総合性能は7年後のグリプス戦役時のMSにも比肩すると言われる(ゲルググやジム・コマンド等、カタログスペック上でガンダムを上回るMSは一年戦争中にも多数存在する)。従って、量産を前提にした機体の先行段階の「試作機」と言うより、MS全体の能力向上、あるいはスタイルの策定の為に追求した「実験機」もしくは「研究機」(コンセプト・モデル)と言った方が正しい。その後、ガンダムから収集した実戦データを元にして、機体構造を簡略化した廉価版MSジムの量産が行なわれた。

RX-78機体群は、参考となるザクIIのデータ入手から最初の実機RX-78-1試作初号機の完成までに僅か半年しかかかっていない。これは、人間の不眠不休の労働ではなく、全自動のCAD=CAMシステムが設計製造をおこなったからである。ジオン軍は設計補助にしかコンピュータを使わず、可変生産システム「FMS」でMSの開発製造をしていた。これは、ただでさえ連邦に対して国力に劣るジオンが、兵器の生産速度でさらに後れを取る原因となった[3](現実のエンジニアリングにおいては、CAD/CAMは「全自動でなにかを設計製造してくれるもの」ではないし、FMS(en:Flexible manufacturing system))は多品種少量生産に適した生産のシステムで、CAD/CAMと対照されるものではない)。

一年戦争において圧倒的な戦果を挙げたRX-78-2ガンダムは、後のMS開発にも多大な影響を与えた。戦局すら左右したその活躍は連邦軍内部に「ガンダム神話」を生み出す事となり[4]、この機体以後も「ガンダム」という名前を冠した、その時々の最先端技術を結集して建造されたシンボル的機体、いわゆるガンダムタイプMSが多数登場することとなる。

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2001年5月発売






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