今年のお盆は、伊賀の山々を散策することにした。朝8時に待ち合わせして、まずは室生ダム周辺に向かった。
地図を見るとダムの周囲を囲む様に道があるようなので、つり橋を渡って湖の反対側に出てみた。しばらくはいい感じの林道だったが、途中から道が消えていた。もう何年も誰も通ったことがないようで、忘れられた道はすっかり下草に覆われていた。先頭を走るまーくんは躊躇することなくぐんぐん進んでいくので、仕方なく下草に隠れた岩や落とし穴に翻弄されながらなんとか一周回り切った。

この室生ダムから少し入ったところに、めちゃめちゃきれいな深谷竜鎮渓谷という滝を発見した。滝の上から滝壷、その下のせせらぎまでが一枚岩でできており、凹凸が少ないため滝であるにもかかわらず泡たつことなく透明な水が落ちてくるという不思議な滝だった。

先には迷路のように入り組んだ林道パラダイスが広がっていた。あっちこっち行きつ戻りつカトラ線を目指す。お昼を食べていると、トレッキングのおじさんたちに話しかけられた。ここから先の難所の話をし、おじさんたちの自慢話を聞き、ほのぼのとした時間が流れた。

林道をつないでいくと、今年のお正月ジムニーで走りに来たカトラ林道にぶち当たった。ジムニーではきつくて諦めた支線があったのを思い出し、いそいそと入っていった、････がしかし、この半年ですっかり整地されており難所がすべてフラットダートになっていた。ちょっとがっかり。
仕方なく本線で山を越える。･････この林道こんなにガレていたっけ？ジムニーではそんなに苦労して上がった記憶はないのだが・・・・、もしやジムニーの走破力ってすごいのか！？

次に、旧伊勢街道をトレースしていくことになった。スゴイ田舎の道でもこの旧伊勢街道の看板は結構あるものだ。舗装路になっているところもあるが、1番の難所はきっと江戸時代から変わっていないのだろうと思われる激細の道だ。崖崩れもあったようで、かなり怖い峠だった。

すぐ近くにこんなに面白い林道が、うじゃうじゃあったとは驚きである！無理して遠くに走りにこともないなと強く思うあおいであった。

これから、また寝ずに仕事だというよっちゃんとまた走ろうねと約束をしてわかれた。１日お疲れさんでした！