既成畦畔へのマルチ+苗定植のノウハウ

1本1円ちょっとの最強ののマルチ抑え

千葉県の林さんが工夫された竹箸(中国製@2円)一膳を割って、輪ゴムのように輪切りにした9ミリ内径の燃料チューブで十字に止めて打ち込むのを、更に安上がりにと、横棒を焼き鳥串にしたのが、これ。燃料フューブは内径6ミリです。燃料チューブは輪ゴムのように紫外線等で劣化して切れることがありません。これらの材料はすべてDIY店にあります。竹箸百膳200円は店によって無い場合があります。
市販のマルチ抑えでは、数を使いますから高くつくのと、固い畦畔土壌にはささらなかったりして役に立ちません。また右画像のように自分で竹を切ってきて、コの字型の竹串を作るのも、手間が大変です。私がつくった場合でも一日かかってやっと千本程度です。

左から内径6ミリ燃料チューブ(@147/m)、焼き鳥串(キロなんぼの安さ)、竹箸(@200/100膳)

燃料チューブを鋏で数ミリ幅に輪切りし、箸1本とヤキトリ串を束ねます。ソゲ注意
ヤキトリ串は尖ったママでOK
竹箸の頭を金槌で叩き込みます。とっても丈夫で抜けません。 1.8m幅の2段、長さ80m
マルチ両端と真ん中を止めて張るだけで二人でほぼ一日仕事
マルチ押さえは何本必要?
1.8m幅マルチで、上端と下端、真ん中の三列に約40cm間隔で打ち込みますので、マルチ長1mにつき、7〜8本必要です。二段張りの場合は、重ね部分が省けますので、同6〜7本程度必要です。
苗定植位置は畦畔上部を優先して

ランナーが下がってきますし、中段はマルチが浮いて、定植苗が隠れてしまいやすいです。定植位置ごとに抑え杭を打つのは大変です。

7月5日 8月10日 9月7日 9月22日

正面から見るとこんなふうにランナーが下がってきます

マルチフィルムは分解性の六ヶ月程度を

センチピードグラスのランナーは、節から発根着生して、分枝し旺盛に繁茂します。そのため分解しないポリマルチではなく、ちょうどランナーが畦畔をほぼ覆った頃に分解する生分解性などのマルチが適しています。段階までの期間は、定植年の秋には着生させたいので六ヶ月程度が適しています。

高い畦畔でマルチを二段張りするときは先に上段を定植して、下段を張りましょう

高さまたはのり長3メートル程度の畦畔では、上下段とも1.8m幅のマルチを張ってから、苗定植しようとすると、上段の中から下に植えようとしても手が届きません。先に上を張って、苗を定植してから、下段のマルチを貼って定植しましょう。

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