細川氏
和泉上守護細川氏
和泉下守護細川氏
畠山氏


 和泉国では、1408年頃から半国守護制度というものが導入され、細川氏庶流の二家が代々任命されるようになりました。
 この半国守護というのは、国を二分して治めさせるのではなく、二家共同で和泉一国を治めさせるものであり、他国に類を見ないものだそうです。
 これは、かって和泉守護であった山名氏清、大内義弘が、あいついで室町幕府に叛乱したため、有力な大名に和泉国の支配をまかせないための配慮であったといわれています。


<和泉国歴代守護>                 
                          
 畠山国清─山名氏清─大内義弘─仁木義員─奥御賀丸┐
 ┌───────────────────────┘
 │                        
 │<上守護家>                  
 ├─────細川頼長──細川持有──細川教春─┐ 
 │ ┌────────────────────┘ 
 │ └───細川常有──細川元有──細川元常─┐ 
 │ ┌────────────────────┘ 
 │ └───細川五郎──細川元常         
 │                        
 │<下守護家>                  
 └─────細川基之──細川持久──細川勝信─┐ 
   ┌────────────────────┘ 
   └───細川政久──細川某───細川九郎   
                          
 ※『大阪府史』(大阪府)より