和泉国には、戦国時代に三十六人の高名な武士がいたそうです。
ここでは大阪府泉南郡熊取町の降井家『家記』と和泉市の讃岐田家『泉邦四縣石高』に収録されている三十六士を紹介しています。
それぞれに、掲載されている侍が微妙に違いますので、両本の武士を合わせると36人を超えてしまいました。
 また、これらの本以外にも和泉三十六士を紹介した古本があるようですがやはり内容が微妙に違うそうです。

 なお、和泉三十六士は、戦国末期に織田信長に無抵抗で降伏し、所領を安堵されました。
 しかし、信長対本願寺の大坂石山合戦に参陣、第1次木津川口海戦で毛利水軍に大敗し、ほとんどの者が戦死、残ったのは老人と若輩者だけであったと伝えられています。