午前3時頃に帰宅した。あの馬鹿野郎、俺達をこんな時間までつき合わせた挙句こんな言葉でさよならを言いやがった。「女房が怒っとるんや。ほんなな」。招待して頂いた者としては付き合わざるを得ないとはいうものの、こんなくだらない金の使い方をするんだったら、社員の給料に反映しろよ、そして俺の顧問料のことも少しは考えてくれよと思ってしまった。
ともかくもさめた風呂にさっと浸かって寝ようと思ったが、少々腹立たしさが残っている。愛刀を出して仮想敵を叩き切ってやるかと思ったが、下品なのでやめた。そこは酒飲みの有難さ、半丁(0.5合)入る湯呑に秋鹿能勢福をとくとくと注ぐ。
それにしてももう3時半。明日は仕事にならんなと覚悟を決めるとよっしゃ飲むかと思ったが、女房が起き出して来て、「遅かったね、喧嘩しなかった?」と年間ウン十万円のお客様を心配する(要注意顧客のため、私がキレナカッタカと女房殿敏感です)。すべてがあほらしくてたまらなくなった。ア○◎さんどうですか、一杯。あんたの
やったことは許せないことなんだけど、気持ちチョットだけ分かるような気がするよ(と言っては不謹慎か)。でもね、ヅラなんかやめなよ。
目覚めるとベランダに雪。10時半頃に着替えて朝食兼昼食をとると、これは写真を撮っておかねばと近所をふらつき、緑地公園にも足を伸ばした。よほどこのままどこかに飲みに行くかと思ったが、年内にできるだけ仕事をこなそうというけなげな思いにかられて押しとどまった。道すがら誰が作ったのか雪だるまさんが笑っていた。「オーイ、オッサン。アンタ、マダマダヤナ」。