会社案内


     環境共生

 最近 『環境共生』という言葉をよく耳にします。

私たちの生活環境保全のため、かけがえのない地球を
大切にし、仲良く付き合って行こうと言う意味だそうです。
今や「環境」は「IT」に続く時代のキーワードになっています。

 その流れは当然ながら建築の世界にも及んでいます。
新聞・雑誌には、「リサイクル」、「クリーンエネルギー」
 「省エネ」、「シックハウス」と言った言葉が飛びかっています。

  そんな中、特に住宅建築では「自然素材」が注目されています。
 壁はビニールクロスより珪藻土塗、床は無垢材のフローリング、天井板は張らずに小屋裏の梁が
 見えるようにしてほしい、と言った希望を持つ建築主さんが、ここ最近たいへん増えています。
 
 しかし、人工物にすっかり慣れ親しんできた人たちは、どうしても自然素材をそれと同じ感覚で
 捉えてしまいがちです。
 木材は生きているので呼吸をし、水分を吸ったり吐いたりします。
 吸湿すると膨張し、乾燥すると収縮します。それは予想以上に大きいものです。
 そのため、建築材料としての木材はできるだけ乾燥したものを用いるのが原則で、さらに現場の
 大工さんはその伸縮を見越して造作をしています。
 
 とは言え、自然の力に100%打ち勝つ事は不可能です。
 むしろ、その中で暮らす者が自然素材から受ける恩恵に積極的に答えてやるべきかも知れません。

 天気のいい日は窓を開けて風を通してやったり、カーテンで日差しを遮ってやったり、急激な
 冷暖房を避けるなど、手をかけてやる気遣いが必要です。
 つまり自然素材と仲良く付き合って行こうと言う気持ちが大切です。

 そうする事で、その自然素材は自分にとってより味わい深く、より愛着のあるものになるでしょう。
 
 『環境共生』は身近な住まいの中にもありそうです。





戻る


Copyright (c) 2007,Seki Koumuten