週末恒例・大人の五体投地
| 2002年4月28日(日) 「巨乳好き」 なんでそんなに世の男どもは「巨乳」が好きなのか。 いや、巨乳に限ったことではない。 美乳、爆乳、貧乳、など女性の乳房を形容する語彙が ここ数年飛躍的に増えたことで明らかなように 世の男どもの「乳」に対する興味はとどまるところを知らない。 みんな乳好き、なのである。 オッパイ星人とお尻星人の勢力差を比べてみると オッパイ星人の優勢はすでに歴然としている。(帝国データバンク調べ) これには、ワケがある。 そのワケは人類の発生にまで遡るほど、深い深いモノであるのである。 太古、人類はおサルだった。 敵を避けるため木の上に棲み、「手足」ではなく「四本の足」を使い 「動物」の一種として暮らしていた。 氷河期の訪れと共に天敵が激減し、 人間の先祖たちは森林から平原へ、 樹上から地上へとその棲みかを移した。 そしてそこからサルからヒトへの劇的な変化が始まった。 木の枝をつかみバランスを保っていた前足は、道具や武器を使う「腕」や「手」へと変わり 四足歩行だったときにはその重みを支えきれず、発達を許されなかった大脳が 直立歩行に変わったため、驚異的なまでに巨大化した。 そして。 サルからヒトへ変わった人類たちは。 後背位一辺倒だった繁殖行為のなかから正常位という離れ業を編み出した。 これによって人類はまた大きな一歩を踏み出す。 おサルだったときは、繁殖期、即ち発情期を示すサインは何であったか? それは「お尻を赤く大きくする」ことだった。 その必要や効果がなくなり、種の保存のためそれに変わるものが必要になった人類は 「オッパイを大きくする」ことでセックスアピールを行うことになる。 それまでは子どもが生まれ授乳期だけに大きくなっていた乳房が、 最初は発情期のみ。次第に年がら年中大きくなっていったのである。 (これについては次週詳しく述べたい) つまり、「大きなオッパイ=大きなお尻」であり、 それ即ち「アタシはいつでもOKよ、うふん♪」という印であったのだ。 いや、その印は未だに、そう、なのである。 人類のオスのシナプスの片隅に残る太古の記憶が オッパイに対し、かくも正直に反応しているのだ。 そしてその記憶はサルでなくなったヒトが初めて手にした 「人類の最初の記憶」に他ならないのである。 そしてそれこそが、ヒトがヒトたるゆえんなのである。 |