足の指の間が痒くなる日記

2001年12月21日(金) 「なべて世はこともなし」

ワタクシがサイト持ちになるきっかけを与えてくださった
「堕落誌〜塾憂」様が閉鎖されました
確かに美しい散り際でなかったかもしれませんし、
運営姿勢に対するバッシングがあったことも紛れのない事実です
しかし、ワタクシにとってはかけがえのないサイトであったこともまた事実です
こちらのチャットや掲示板で出会った方々とのつながりは、
いまのワタクシには大きな財産なのですから…
「塾憂チャット」でともに楽しいときを過ごした皆さん…
もしどこかで「3太郎」の名を見かけたら、どうぞ一声かけてやっておくんなさい
ワタクシはいつまでも、忘れません。 皆さんと過ごしたあの刻を…
ヒカルさん、お疲れ様でした。そして、ありがとう!


さて、デートでした

彼女のバイトの終わる時間に合わせて、

僕がついたのは彼女の住む中小都市の駅でした

卒論も出し終え、年末の郵便局のアルバイトに励む彼女
しかし、24にもなって郵便局ですか…いえ。何でもないですが…

その郵便局の近所のシティ?ホテルのロビーで待ち合わせ
化粧ッ気のない彼女もなかなかヨロシ

「さ、どうする?お腹は?」

「空いた〜」

ということで食事に繰り出します

ちょっと小粋な居酒屋でビールを片手に料理をぱくつきます

会話はいつものとりとめもないだらだら調

ああ。平和だ…なべて世は、こともなし…

腹も満たされ、けっこう酔いも回った二人は、夜の街へと漂い出ます

「寒い寒い」

と彼女の手は自然と僕のコートのポケットに…

ポケットの中でしっかりとつながれた二人の手

暖かさに包み込まれた二人は、そのまま待ち合わせたホテルのティーラウンジへ

コーヒーを二つ頼みソファに並んで深々と腰掛けます

ここでもマターリと時を過ごします

………
ハッと気がつく

寝てしまっていた!

ソファに腰掛けたまま…

口は全開、上を向いて…


彼女がニヤニヤしてこちらを見ているのが目に入ってきました

ああーしまった!またやってしまった!?ど、どれくらい寝てた?

心中穏やかならず時計に目をやると…さ、30分!
どうりで口が渇いてるわけです

「3太郎さん、疲れてるのねぇ。さ、帰りましょ」

そういって立ち上がり、さっさとコートを着込む彼女

あ、あ、と思うまもなく、伝票を手に会計に向かっていきます

あわてて自分のコートを羽織り、後を追います

「さ、駅まで送ってあげる。一緒に行こ」

は、はい…あ、いえ。せっかくあの、こういうところにね、来てるんだしね…

「さ、行きましょ」

さっさとロビーを出て外に向かう彼女

もしかして、怒ってる?

「あ、あのさぁ…」

エントランスを出て数歩でやっと彼女の隣に追いつき声をかけることができました

「うん?ぜんぜん怒ってないわよ」

「いやぁ。コーヒーごちそうさま」
って、マヌケなこと言ってんじゃねぇよ!

「うん。いいのいいの。それに私も寝てたから。あははは」

え?二人でホテルのティーラウンジで揃って居眠りですか?


カッコ良すぎます…


マターリしすぎです…


嗚呼…なべて世は、こともなさすぎ…

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片言隻句

マターリと どこでも寝ます 二人して

布団剥ぎ取り 凍える彼女
UJR様

それは二人に 距離がないから
ぱぱ様

口開けてると 虫歯になるよ
口開けてると 喉やられるよ
うつむいてると よだれがでるよ
まうまう様

口も心も 大きく開けて
かあくん様

全裸で寝たら タイーホされた
翡翠様

夢でも貴女と 手をつなぎ
志様

肩寄り添いて 同じ夢見し
伝助様


寝てもさめても やっぱり寝てる 3太郎
下の句日々ハゲシク募集中です

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