足の指の間が痒くなる日記
2001年12月19日(水) 「ダシャレの洪水」 ウチの職場はくどいようですがキャンプ場です ときには職員総出で施設の補修に当たります 補修といっても、屋内もそうですが野外もすべて施設です 本日は野外の整備作業の日だったのです 木を伐る! 高さ20mくらいの木をチェーンソーでぶった切ります 昔のアメリカの漫画映画(アニメと言う言葉のなかった時代、我々はそう呼んでいました)のように 「たぁおれーるぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」と言いたくなる気分は気分なのですが 間伐する本数も半端じゃありませんから、 だんだんそんなことを考える余裕すらなくなってきます 1本倒れりゃ、ナタやらノコギリをもったおっちゃんたちが、 物陰から大木をめがけて集まってきます まるで大きな獲物にありついた蟻が徒党を組むかのように。 あるいはガリバーに群がる小人国の住人のように。 またあるいは映画「スターウォーズ」にでてきたイウォーク族が、 まるで珍しい物を見つけたかのように。 木に群がった彼らは、枝をナタで落とし、樹皮を鎌ではぎ、2,3mの長さに幹を切り、 瞬く間にキャンプ場内の階段や柵などの資材に作り変えていきます 昼も近くなり、もうへとへとになってきたころ。 さあ、ここからがおやぢ達の本領発揮です あんたら、酒でも飲んでるのか? と問い直したくなるほど出るわ出るわ 駄洒落のオン・パレード!一種のトランス状態がなせる業です 曰く 「この木を杭に(加工)すること、悔いはありません」 また曰く A「この木なんていう木?」 B「気になる木や!」 またまた曰く C「今日の食堂の昼飯はなんやろなぁ?カレーかな?」 D「カレーは辛ぇぞぉ」 またまたまた曰く 「この木を杭に(加工)すること、悔いはありまおんせん」 またあなたですか…ちょっとだけグレードアップですか? さらに曰く E「よいしょっと! はぁぁ。重いなぁ、この木…」 F「想い出がいっぱい詰まってるから、オモイデぇ」 さらにさらに…いや、キリがないのでやめときましょう とにかく一日中駄洒落の洪水にどっぷり浸りきったワタクシ… なんだかポロッと言ってしまいそうです 嗚呼。このまま駄洒落オヤヂ達にまみれてしまうのだろうか… お脳がスポンジになってしまうのだろうか… 「シャレなんて、言わんようにしなシャレ」 ああああああああああああああっ!言ってしまったぁ! |
片言隻句 木を伐りて 数えてみたる 年輪は 我若輩さ 再確認す Bねぇ様 ドイツ語ならば バウムクゥヘン まうまう様 あまりに長き 年月刻む 伝助様 俺の髪の毛 似たり寄ったり 志様 我が歳月と 時を同じく 3太郎 |