足の指の間が痒くなる日記

2001年12月2日(日) 「小旅行」
すいません
今から伊勢・鳥羽まで遊びに行ってきます
すっかり寝過ごして遅刻気味です
残念ながら彼女とではないのですが…
やんちゃな大学生10名とワァワァ言いもって遊んできまっさ
たくさんたくさんネタができそうな予感です
さあ、行ってきます



2001年12月1日(土)
 「ついつい。酒の勢いで…てへっ」第2夜

昨日の日記に引き続き、本日も「ついつい。酒の勢いで…てへっ」にお付き合いくださいまし

今は昔

S君は夜毎夜毎にアルバイトにいそしんでおったそうな

仕事は大阪梅田のホテルの電話交換(ラブホじゃないよ)

仕事が終わるとS君はホテルの近くの

明け方までやってる安いジャズバーへ一人で飲みに行くのが常でした

そこで電車を待って、酔った頭と寝不足の眼を抱えて

学校へ行くなり家に帰るなり…だらだら過ごしておりました

ところがある夜、ええ加減酒も入って音楽も堪能して…なにか、線が切れたんでしょう

「今日はここじゃなくって、なんだか歩きたい!」とにわかに思い立ったんですな

季節はちょうど初夏。都会の夜風も気持ちいい、午前2時半。

車もまばらだし、御堂筋だって真ん中歩けます

気持ちよくなって一気に梅田から難波まで歩きました

靴音がアスファルトにこだまします

なんだか大阪の街を独り占めしているかのような気になって、

気分はますます高揚していきます。

「よし!今晩は歩きとおして家まで行っちゃる」と非常に無謀な決心を固めたのは

あながち酒のせいだけではなかったようで…

気分が大きくなると同時に激しく喉の渇きを覚えました

「ビールが飲みたい、ビールぅビールぅ…」

当時S君の住んでたのは大阪の南の方、堺市というところでした

難波からが長いのです

ここらでガソリンを入れとかないと、とても持ちません

店に入ると中途半端です。時間が惜しい。

自販機を探しますが、そんな時間に酒を売ってる自販機があるわけない

それでもあっちへうろうろ、こっちへうろうろしているうち…

非常に可能性の高いと思われる自販機を発見しました

見た目はアイスクリームのパネル式の自販機のよう

でも、その商品の写真が描かれているべきパネルのひとつが真っ白です

金額だけ「300円」とマジックで、でっかくでっかく書かれています

「きっと、ビールに違いない!で酒を売るのだったら、こんな感じだろう」と一人合点して

小銭を投入、「バンっ!」とボタンを叩きます

「ガコーーーーーーーーーンッ」とやたら大きな音がして自販機の足元に商品が落ちます

いそいそと手を突っ込み…取り出されたのは…

1.5リットル入りバヤリースオレンジ(ペットボトル)

ど、どないすんねん、こんなもぉぉぉぉぉぉんっっっ!!

S君、初夏の大阪の夜空に向かって一声叫び、

力尽きたかのように肩を落とし…

結局手近な居酒屋で飲んだくれ、始発を待つ悲しい夜更けを過ごしたそうな…

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