足の指の間が痒くなる心意気

2003年6月4日(水)「妻に優しく」 

 妻・わんこも妊娠三ヶ月目に差し掛かり、いよいよ妊婦っぽい。日頃から健康そのもの、丈夫一式の彼女とは明らかに様子が違う。吐き気、めまい、息切れ、お腹の中に徐々に育ってくる「違和感」……

 特に通勤電車は苦痛だそうだ。隣のおっさんのポマードの香りに吐き気を催し、人いきれにめまいを憶え、お腹を押されはしないか、と始終ビクビクし、職場についても何もやる気がしない、と言う。

 ラッシュを避けるため彼女の職場には時差通勤、という優遇措置もあるそうなので、できるだけ早くそういう届け類を出すべきだ、と言っているのではあるが、彼女は日頃からの無精にますます磨きを掛けて寝てばかりいる。

 かと思えば今朝はやたら気分がいい、と言う。日替わりで訪れる体調と気分の波に、彼女自身も翻弄されているかのようだ。

 唯一安定しているのは相変わらず食欲である。毎度コレを落ちに使うのは申し訳ない、と思ってはいるのだが、やはり彼女のあまりの食欲は特筆に値する。絶対に、双子以上だろう。そうでなければ胃拡張だ。

 ボクが出来ることはとにかく優しく、温かく接することだけである。我ながらもどかしく歯がゆく感じるモノの、コレばかりはどうしようもない。きっと出産の時には檻の中のクマのように、病院の廊下のあっちとこっちを右往左往することしかできないのだろう、と容易に想像できる。

 優しくしすぎて、ここ二、三日というもの、食後すぐの添い寝がクセになっている。一緒に横になって背中をさすってやると、いつの間にか彼女はすやすやと寝息を立てている。その時の安らかな寝顔には、逆にボクの方が安らぎを味わってさえいる。

 おかげですっかり更新できないでいた。そして今後ますますおろそかになって行くであろうことも、容易に想像できる。どうか更新が止まっている夜は、「あ、今夜も添い寝やな」と温かく見守って欲しい。

 例え添い寝でわんこよりボクの方が先に寝てしまうことがあっても。

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「食べて寝て ウシになっても 幸せで」
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涎の跡を 誰が拭くやら
詠み人知らずさま

見習うべきは ウシのヨダレか
3太郎


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