足の指の間が痒くなる心意気
2003年5月28日(水)「タイガースで胎教」 |
いろいろと回り道をしたおかげで、阪神タイガース優勝の年に子どもを持つことが出来そうだ。……ん? 少し気が早い? いやいや、決して早まってはいまい。ボクの友人には「もう今年はタイガースで決まり。だから今は近鉄を応援している」という欲張りなヤツもいるくらいなのだから。 こんなに素晴らしい年なのに、何故かわんこはブーブー言っている。決して肥えすぎたのではなく、彼女はあろうことか巨人ファンなのだ。それどころかなんと「アンチ阪神」ですらある。 ボクとしては阪神の強い今のウチに、ぜひとも甲子園に行っておきたいのだが、わんこは頑として腰を上げない。 「ライトスタンドに座るくらいなら、目でピーナッツを噛んでみせる」とまで言い切る。 あの7回裏のファンファーレと風船飛ばし、勝利目前9回裏ツーアウトの「あと一人」コール、そして勝ち試合の六甲颪フルコーラス……阪神ファンにとってこれ以上の至福の時はない。こんなに幸せな状態に包まれていて、お腹の中の子どもが悪影響を受けるはずがない、と思うのだがどうだろうか? それよりもなによりも、阪神タイガースはもっともっと多くの尊いことを、しっかりと我々に教え込んでくれた。 ドン底までいってもあきらめるな、ということを。 忍耐が肝心、だということを。 決してあきらめたらアカン、ということを。 石の上にも18年、ということを。 そして、努力すれば必ず報われるのだ、ということを。 人として最も大事なことを、身を以て教えてくれるチーム。……まさに胎教にはうってつけではないか。なんとかわんこを説得して、「タイガースで胎教」をぜひとも実現しなくてはなるまい。なにも道頓堀川までつきあわなくってもいいから。 |