足の指の間が痒くなる心意気
2003年5月26日(月)「幸せはこれに尽きる」 |
実は昨日、わんこの二十数回目の誕生日だった。つまり結婚して初めての彼女のお誕生日だったので、ちょっと気張ってお祝いしてみた。タイミング良くご懐妊とも重なったことであるし(ナイショではあるがオークスで万馬券も獲ったことでもあるし)。 神戸の港に面したちょっといいホテル(もちろんラブホではない)に部屋を取り、夕食はディナークルーズ船に乗り込んだ。神戸の夜景を海から眺めながら、ちょっとリッチな夕食を、と張り込んでみたのである。 船内ではジャズの生演奏などもある、という。周りの乗客もカップルだらけ。これは非常にムード溢れる一夜の予感、だったのだが。 だが、あろうことか夕食は中華バイキング。しまった、ぬかった! と思う間もなく、わんこの目が異様に輝きを増した。キラキラ、という輝きではない。それは、獲物を目の前にした野獣の目だった。 もう夜景もへったくれもない。喰うわ喰うわ。食べるわ食べるわ。ボクも吊られてガンガン喰った。テーブルの上にはウェイトレスが下げるまもなく空いた皿が積み重なっていく。ピアノとサックスのムーディーなジャズの演奏をモノともせず、新しい料理がセンターテーブルに置かれるたびに、平気でミュージシャンの前を横切って料理を取りに行く二人。またしてもお腹いっぱい……結局食べすぎで苦しくて、ホテルに帰ってバタン、グー。 いいんだ。コレがボクらの幸せなんだ! しかし、どうせ「食べ放題」さえあれば、充分幸せなんだったら、もっと安くつくところはいくらでもあったのに……ぬかった。 |