足の指の間が痒くなる心意気
2003年1月21日(火)「女性専用車両の乗り心地」 |
JR西日本はよく電車が止まる。今日も今日とてバッチリ止まっていた。 「いったいどないなっとんねん、たるんどる!」と駅の雑踏のあちこちから声が挙がる。全く同感なのだが毒づいたって電車が動くわけもなく、仕方なく阪急電鉄梅田駅に向かう。 改札に入るとすぐ「まもなく発車しま〜す」とアナウンス。大急ぎでホームに駆け上がる。目の前は女性専用車、しかし今はとりあえず乗り込め! と、駆け込んだ途端ドアが閉まる。ほっと一息つくヒマもなく早速車両を移動せねば。痴漢だ、変態だ、ノゾキだなんだと言われてはたまったモンじゃない。 扉のノブに手をかけよう、と体の向きを変えると、ソコにいたのは中年のオッチャン。おやおや、あなたもご同類ですか、ここは仲良く退散しましょう、とにこやかに目線を送るが、オッチャンは無反応。気付けばそこかしこにオッチャンやニイチャンやジイサンが。おかしい。阪急電車は平日は終日にわたって女性専用車両を運行してるはず。反乱か? それとも暴動か? まさかコイツらみんな痴漢か? 言うなれば銭湯の女湯に紛れ込んだようなモノだ。女湯に存在を許される男は子どもと番台=車掌だけ。もうじき昔懐かしい時代劇「影の軍団」のラストシーンの千葉真一よろしく、女性達にけっ飛ばされてお湯を浴びせられて追い出されるに違いないぞ。ヤバイ! 「本日はJR神戸線信号機故障のため振り替え輸送を行っております。車内混雑が予想されますので、本日は女性専用車両を男性にも開放させていただきます」 な〜んや、そういうことか。せっかくやし滅多にない女性専用車両を心ゆくまで満喫させて頂こう。にひひひ。 ……改めて周囲を見回すと男ばっかり。女性の方が少ないくらい。 嗚呼、世の中コンナモノ。 |