足の指の間が痒くなる心意気
2003年1月19日(日)「努力と忍耐」〜日曜日の恋愛論 |
結婚式まであと二十日あまり。 思い返せば一人暮らしを始めて、かれこれもう十年にもなる。途中半年ほどの中断はあったが、それ以外は概ね独り。 結婚というのは他人と一緒に住み暮らす、ということでもある。育った場所も環境も、嗜好も趣味も生活のサイクルも、トイレの仕方も風呂で体洗う順番も、何もかも違う二人が一緒に住むのだ。性格の不一致なんて当たり前。違うからこそ好きになったのだから。 一緒に暮らし始めると、きっと色んなコトが見えてくるだろう。今まで気にならなかったことも、毎日顔をつきあわせるウチに鼻についてくるかもしれない。思いもしなかった事態が、何度も起こってくるのだろう。4年半もつきあっていても、実はまだまだわんこのことを、知らないのかもしれない。 結婚式のスピーチでよく「結婚は忍耐だ」とか「堪忍袋を縫う練習を…」とか「一に努力、二に努力、三、四がなくて五に忍耐」とか。使い古されて月並みに過ぎる言葉なんだが、確かにその通りだなと思わざるを得ない。人に今更言われたくはないものの。 でもまあ、何とかなると思う。…と書くと如何にも頭悪そうだが、ごちゃごちゃ考えてもしょうがないのだ。なるようにしかならない。そうやって、前は失敗してるんだけど。自分があれから、幾分かでも成長した上積みがあると信じて、前向いていくしかないよな。 式まであと二十日あまり。でも本当に大事なのは、そこから始まる何十年か、なんだ。 |