足の指の間が痒くなる心意気

2002年12月25日(水)「イルミネーションのエゴイズム」

 ここ2,3年でアチコチの家が、12月の声を聞くとやたらにチカチカ瞬きだした。神戸で行われている「ルミナリエ」がその火付け役であろうか?

 果たして本当に「ルミナリエ」の影響なのか、電力会社の陰謀なのか、キリスト教の宣教師が布教を強化しているのか定かではないが、ご多分に漏れず我が町にも通称「山崎ルミナリエ」と呼ばれる一角がある。

 ルミナリエとは被災地・神戸の復興を願って三宮から元町にかけての地域をメイン会場に、毎年行われている有名で大がかりなイルミネーションイベントのこと。この山崎ルミナリエも、規模の点では本家に及ぶべくもないのだがまあそれなりに美しい。

 ある通りに面した十数件の家並みがそれぞれ妍を競うかのようにチカチカ、ピカピカ。青く、赤く瞬く様はなかなか見事である。しかし。その中の一軒だけなぜか真っ暗なまま。イルミネーションどころか門灯まで消えている。かといって空き家であるわけではない。

 「へん! こちとら日本人でぇ、大和民族でぇ。西洋かぶれの異人の祭なんかに、なんでシッポ振らなきゃぁならねぇんだ?」と、その家の住人が思っているのならそれはそれですがすがしく潔さを感じるのだが、実情はどうも違うらしい。

 その家の住人はかつてワタクシの知り合いの住むマンションに住んでいたらしいのだが、その知り合い曰く、その住人はなかなかの偏屈モノであると言う。そのマンションでの住民の催しにも何かと難癖をつけていたとか。

 イルミネーションを灯すのは大人のエゴ。それを近所一帯に押しつけるのは、なおのことエゴ。しかし、周りがチカチカしてるのに一軒だけそれに迎合していないことにもなぜかエゴを感じてしまう。

 大人のエゴに板挟みになったその家の子ども達は、さぞ肩身の狭い思いをしているのではないだろうか? いささかお節介に過ぎるがそう思わずにはいられない。

 それも傍観者の勝手で無責任なエゴなのだが。

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