足の指の間が痒くなる心意気

2002年11月28日(木)「クリスマスプレゼントと親子のコミュニケーション」

 気が付けばクリスマスまで一ヶ月を切った。クリスマスと言えばプレゼント。宗教心なんてかけらも持ち合わせていない、ワタクシも含めて恐らく大多数の方は、まずソレを思い浮かべるだろう。

 子どもの頃、12月25日の朝が楽しみでいつもよりは役目を覚ましたものだった。サンタクロースは父親だと言うことは、割と早くから判っていたが、それでも楽しみなものだった。

 父親は自営業であり、ワタクシと思うとが学校へ行ったあとに起き出して、寝たあとに帰ってくる。ヘタすれば一ヶ月くらい顔を見ないこともあった。当然、親子のコミュニケーションなんてほとんど無かった。そのせいかクリスマスプレゼントには良くとんでもない勘違い商品を頂戴することがあったものだ。

 ある年のクリスマスプレゼントに当時流行っていた「ゴレンジャー」という戦隊ヒーローものの元祖と言うべき番組があり、その中の「アオレンジャー」の超合金(当時ポピーという会社から出ていた、ヒーローのフィギィアみたいなものです。どんなキャラクターでも「ロケットパンチ」を出すのには笑ってしまいますが)をお願いした。一抹の不安を感じながら、儀式的にサンタさんへの手紙を書いた。

 翌朝、不安は的中する。枕元に置かれていたのは、「ゴレンジャー」は「ゴレンジャー」でも緑色した「ミドレンジャー」だったのだ。アオレンジャーの持つあのクールなニヒルさがスキだったのに。ミドレンジャーなんか、ガキじゃないか! とガキのワタクシは一気に不機嫌になって八つ当たり。ホンマにガキだ。

 今思えば、忙しい仕事の合間を縫って、わざわざ百貨店までメモを片手にプレゼント買いに行ってくれたのだろう。さぞ照れくさかったろうに。申し訳ないことしたな…

「あのあの、この『アオレンジャー』ちゅうのの、えと『超合金』てある?」
「申し訳ございませんお客様。只今売り切れでございまして…」
「あ、そぉ。まいったな」
「替わりにコレなどいかがでしょうか?」
「『ミドレンジャー』…緑色のことを青ともいうしな。よっしゃ、これでええわ」
…なんてええ加減な。ええい、やっぱり、腹立つ。

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