足の指の間が痒くなる心意気

2002年11月21日(木)「洗いっこ」

 まったく良い季節になったものだ。汗をかくこともなく、水虫も痒くない。おかげで毎日風呂に入らなくても良くなった。ちなみに今日で3日目である。

 毎日風呂に入るだなんてそんなメンドクサイ慣習がいつ頃から出来たのだろう。キレイに見える平安貴族でさえ、入浴の日は臭に、もとい週に一度か二度。それも占いで決められていたという。占いが悪ければ何日でも風呂に入らなかった、否、入れなかったのだ。

 和歌で恋をやりとりし、春の夜の夢ばかりなる手枕に身を焦がし、やがては暮れるものとは知りながら朝を恨めしく思った平安貴族の恋も、その実は体臭との壮絶なる闘いだったことだろう。そう、紫式部の描いた光源氏だってそうだった。きっとやんごとなきお方もそうだった。だからこそ装束に香を焚きしめておく必要があったのだが。

 そしてわんこも風呂嫌い。彼女も放っておけば二、三日なんてざら。だが二人で入るお風呂は別だ。それぞれのカラダをすみずみまで洗いっこする。そう、すみずみまで。決してクサイからではない。念のため。ボディソープの泡を手にとって、互いのカラダをなで回すように洗うのだ。手のひらで、指先で、時には舌で、執拗なまでに洗う。キレイになっても、その後すぐにまた汗まみれになるのだが。


 最後に申し添えておくが、風呂に入らなくても尻だけはいたって清潔である。毎日トイレに30分は籠もって、ウォシュレットできれいに洗ってるのだから。

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