足の指の間が痒くなる心意気
2002年7月9日(火) 「今夜は地雷と二人きり」 夜帰ってきて、洗濯物を干そうとベランダに出る。 部屋の明かりをつけて、窓を開けてベランダに出る。 シャツをハンガーに掛けて両手がふさがっていた一瞬のスキをついて、ヤツが現れた。 軽快な羽音をたてて、ヤツは目の左横、約20センチの空間をすり抜けていった。 開け放たれた窓から、そいつは我が物顔で部屋に舞い降りた。 ヤツの名は…ツヤアオカメムシ……… ティッシュを数枚抜き取り、そっと近づくとヤツは羽を広げて まるで馬鹿にするかのように再び飛び上がった。 あわてて部屋の明かりを消してテレビだけをつけた。 テレビの明かりに寄ってきたら、そっとちり紙に包んで優しく優しくリリースしてやろうと。 今、ポケ○ンとかやられたら失神モノだな、などと思いながら、 じっとカメムシが罠にかかるのを待つ。 来た。甲高い羽音を響かせて、ヤツがすぐそこまで来ている。 …止まった。ど、どこや?どこへ止まったんや? しびれを切らして明かりをつけたが、ヤツの姿はどこにも見えなかった。 今夜はカメムシと二人きり。 部屋の中に動く地雷がいる気分。 いやすぎる。 |
片言隻句 カメムシも よく見りゃかわいい でもクサイ いいトコあるが 好きにはなれず 志さま 飼いたくもあり 飼いたくもなし 3太郎 |