足の指の間が痒くなる心意気
2002年6月6日(木) 「注目の若手芸人」 大阪はお笑いの本場である。 吉本のなんばグランド花月なんか平日でも満員。 並んで並んで立ち見なんかもざらにある。 でも、吉本ばかりがお笑いではない。 もう一つ、「松竹芸能」という存在を忘れてはならない。 今でこそ、吉本に押され気味ではあるが かつてはかの喜劇王・藤山寛美を抱え、お笑いといえば松竹新喜劇だった。 吉本新喜劇はドギツ過ぎて、下品だと言う認知が一般的だった。 最近では笑福亭鶴瓶が松竹エース、ということになるんだろうが、 芸人の個性の強さでは吉本よりも松竹に軍配が上がる。 そして。実は若手にとびっきりの個性的なすごい芸人がいる。 その名も「安田大サーカス」。 ちっちゃいリーダーの団長。 イカツイ顔にムキムキの筋肉、でも声は女の子みたいなクロちゃん。 身長178cm、体重178kg.の「歩く球体」HIRO。 このなんともアンバランスな3人組。 はっきり言ってネタはそこそこだが、芸がすごい。 特にHIROの芸=「携帯電話の充電器」と「ATM」は圧巻である。 なんと言うことはない芸なのだが、上方お笑い界広しと言えど、 恐らくこの男にしか出来ない芸であろう。 「携帯電話の充電器」 1.HIROがおもむろに後ろを向いて立つ。 2.首をやや前へ傾けると、後頭部の脂肪が盛り上がって見事な段丘を形成する。 3.なんと、その脂肪の段丘に携帯電話が立つ! いや、これだけなんですがね。 も、もうひとつはもっとすごいぞ。 「ATM」 1.HIROがおもむろに後ろを向いて立つ。 2.後頭部にキャッシュカードをあてがう 3・HIROがゆっくり上を向く 4.なんと!後頭部の脂肪の中にカードが一枚、すっぽりと隠れていくではないか! い、いや…それだけなんですがね… とにかく! 安田大サーカス、あなたの街で見かけたときはぜひご注目を! |
片言隻句 カラダ張り 笑いとるこそ 上方や 短所が長所に なるんやさかい! まうまうさま どつきどつかれ ほろりと泣かす 3太郎 |