足の指の間が痒くなる心意気

2002年5月26日(日) ポレ・ポレ」


カメルーンという遠い国からサッカーチームがやってきた。

ところが遅れに遅れてキャンプ地には滞在することわずか実質2日間。

W杯ボーナスの交渉で5日も遅れたというし、もう少しゆっくりしてやれよ。

しかもなんだと?

1ヶ月練習したという村立中学校吹奏楽部の「カメルーン国家」吹奏を

聞く時間がないとはどういうことだ?

3秒だけでも聞いて欲しい、というほうも言うほうだとは思うが

3秒の時間もとってやれないのか?

「時は金なり」というではないか。


しかし、日本とカメルーンでは時間の進み方、使い方も違うのだろう。

かの国では「時は金なり」、そういう感覚はないのかもしれない。

やはり、アフリカらしく「ポレ・ポレ(ゆっくり行こう)」って感じなんだろうか。


一昨年の冬、中国・上海に行ったときのこと。

いろいろ見て食って嗅いでしてきたが

いちばんショックだったのは道路を渡れない、ということだった。

横断歩道の信号は青。

しかし、車がドンドンガシガシ突っ込んでくる。

まさに命がけだ。

関西人のなかでもイラチのワタクシが、道路を渡ることも出来ず、

中央分離帯で途方にくれる。

尻ごむ我々を尻目に地元上海人はヒョイヒョイと道を渡っていく。

地元上海人は死を恐れないのか!?

かの国では「先んずれば人を制す」が住民ほぼ大半の座右の銘らしい。

時間よりも命が安い、のだろうか…


俗に言う「時は金なり」も国によって随分違う。

日本の感覚、中国の感覚。そしてカメルーンの感覚。

やっぱりここは「郷に入れば郷に従え」。

その感覚を持つことが真の「国際感覚」を身につける近道なのかもしれない。

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