足の指の間が痒くなる心意気

2002年4月3日(水) 「うわごと」

どうも最近疲れがたまってるのか、今朝起きると声が出なかった。

なぜ声が出なかったかというと、決して魔女と取引したわけではなく、

タダ単純にシンプルに風邪を引いてしまったのである。

念のため熱を測ると37.1℃。

平熱が低いので37℃を越えるともう少々フラフラしてくるのだが、

体温計によってもたらされる結果は、

時としてすべての意欲を奪いかねないので注意が必要だ。

しかしここしばらくの年度越えのドタバタが続いており、

声が出なくても熱が出ていても仕事はあるわけで、つまりは休むわけにはいかない。


微熱でほてる顔とかすれきった声とふらふらする頭を抱えて車に乗り込む。

いつものように遅刻寸前の出発のため、時速150キロで職場に滑り込む。

ハンドルを握ると目がさえるから不思議なものだ。


職場について淡々と業務をこなす。

こなすつもりが事務のパートのおばさんから、

なにやらチラチラと送られてくる目線が気を散らす。

風邪をひくとこういうことにも敏感になって困る。

なるほど、今日は出勤者も少ない。

事務所にはおばさんとワタクシの二人きり。

このおばさんはちょっと可愛い。

ワタクシから見れば「おねぇさま」と言ってもまあ、差し支えあるまい。

そうかそうか。そういうことか。


あえてこちらから顔を上げ、おばさん、否、おねぇさまの目を真っ向から見つめる。

すると、おねぇさまも、花粉症のせいか潤んだ瞳でこちらを見つめながら。

「…3太郎さん…」

かすれる声、いやここはハスキーボイスと言わせてもらおう。

ハスキーでセクシーなボイスでワタクシも答える。

「なんだい? ○○さん…」

「今日の3太郎さん…すこし違うわ…」

「そうかい?いつもどおりのはずなんだが…」

「そうかしら?だって…」

「だって…なんだい?」

「やたらと独り言が多くって…あたし、怖いわ!」

「へ?僕、なんか言うてました?」

「うん…『あうあうあう』とか『ふにゃふにゃふにゃ』とか、『ぷいぷいぷいぃ』とか…」

「いや。あの。そ、それは、きっと…うわごとです…」

「そうやろうねぇ。ここんところ忙しかったもんねぇ…」

あ、いや。

そういうカタチで変調をきたしたわけではなく。

風邪なのだ。熱があるのだ。

おねぇさま…お願いだからそんなに哀れみのこもった瞳で。

ワタクシを見ないでいただきたい…

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片言隻句

ほとばしる 神の声か?いや うわごとだ

うわごとなのか? いや、日記だった
かあくんさま

夢の中でも いいぞ!阪神!
かずさま

やな神の声 『ぷいぷいぷいぃ』(^_^;)
ラキさま


「背中に水子が!」 …やっぱりうわごと。  3太郎
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