足の指の間が痒くなる心意気

2002年3月21日(木) 「時間をつぶす」


つくづく時間をつぶすのがヘタだ。


営業が早く終わったので、「直帰」ちゅうことにして、

映画館へ車を向かわせる。

ショッピングモールとマルチスクリーンシアターが一体になった大きな大きな建物。


さて、お目当ての映画は、と。

…上映開始まであと2時間半、か。

車に戻って、文庫本をカバンから抜き取り、喫茶店でも探すとするか。

でも、2時間半も粘れるか?喫茶店で?

無理無理。

では、まずウィンドウショッピングや。

あ、無印●品。

お、パーカーがある。

そういやウチのあのパーカーはだいぶ袖が伸びとぉったなぁ。

定番やし…よし、買うたれ。


…お、G●P。

春物のジャケット、これ、ええなぁ。

あ、コッチのパーカーもセールや。


…そんなこんなでウィンドウショッピング、のつもりがいつの間にか。

紙袋を数個、両手に抱えていた。

車へ戻り紙袋を後部座席に詰め込む。


今度こそ、お茶にしよ。

あ、このCD、聞きたかったんやぁ。

あ、この本読みたかったんやなぁ。

再び増える荷物。

消えていく万札…

そういえば腹も減った…


そや。

この近くに餃子のウマい店が!

いそいそと足を向ける。

店には誰も客がいなかった。

水餃子と焼き餃子、そしてビール。

カリカリもちもちとした分厚めの皮を噛むと、

口の中に具から沁み出たスープが広がる。

うまいなぁ。あいかわらず。

店のオヤジとぐだぐだテレビを見つつくだらない話をして、時を過ごす。

少し酔った、かな。

さ、そろそろ出よう。

こんどこそ、お茶を。

スタバでラテを頼み、テラスに一人腰掛ける。

やっと文庫本の出番。

ラテをすすりつつ、本の向こうに暮れ行く街と、

家路を急ぐ人たちを遠目で眺めながら、しばし。


さ、そろそろ映画を観に行くか。

それにしても。

ここまでたどり着くのに、ナンボ金遣ったんやろ。


つくづく、時間潰しが苦手やなぁ、と思いながら映画見て笑ってた。

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片言隻句

欲望は キリなく果てなく 沸いて来る

春の夕 空見て友いう『ぶっピンク』
まりも→さま


季節、まさに春 そろそろ発情?  3太郎
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