足の指の間が痒くなる心意気

2002年3月4日(月) 「現代ゼンソク事情」

先日までの入院のきっかけはインフルエンザであったが

メインはそれに伴ってほぼ1年半ぶりに大きな発作を起こしたゼンソクだった。
「今日の心意気」は少しそのことを書いてみたいのでいつもとは趣を異にしている。
身近にゼンソクの方がいればすぐにでも役に立つだろうし、
これから子どもが生まれる、と言う方々も一読しておいて損はないだろう


小児ゼンソクは子どものころ、多少なりとも患ってはいたが

ここまで大きな発作をたびたび起こすようになったのは三十路の声を聞いてからだ。


入院して徹底的に喘息を理解し、セルフコントロールを身につける。

これを今回の治療の主眼として、担当医師と話し合いを重ねた。


T.副作用を抑える投薬
1.「フルタイド」〜ステロイド薬(粉末・吸入)
   近年ゼンソク予防の主役と位置づけられる。
   外用薬や内服薬と違い、その副作用の低さで小児ゼンソクの治療にも用いられる。
   長く続ける必要はあるが、その結果発作をほとんど感じさせなくなるほどの効果も期待できる。


2.「プレドニン」〜ステロイド薬(錠剤・内服)
   ステロイド薬とは炎症を抑える「副腎皮質ホルモン」の化学組成を
   その薬剤の中に持った薬の総称である。
   これらステロイド剤は強い抗炎症性を持つ。
   成長阻害など、特に幼児〜青年前期には副作用も起こしかねない。
   今回は治療の効果を上げるため、最初の1週間のみ、内服で投薬。
   その後この薬をやめ吸入のみへと移行する方法をとった。


3.「メプチンエアー」〜アドレナリン系気管支拡張剤(噴霧・吸入)
   いわゆる「頓服薬」。上記2薬は予防薬だがこれは発作時に使用。
   ゼンソク時の気管支のけいれんをしずめ、炎症で狭くなった気管支を広げる。
   ただし吸いすぎると心臓に負担がかかり、突然死することが報告されている。


治療に用いる薬はこの上記の3つに絞り込んだ。

もちろん入院中にはこのほかにステロイド剤の点滴を入れ、

まず、発作を緩和することからはじめた。


ステロイド剤につきものの副作用であるが、

粉末吸入剤に関しては患部のみに届くため、

例えばアトピー性皮膚炎などに用いられる外用薬のように、

全身に作用を及ぼすことはなく、結果、副作用もきわめて低く、

ほとんど心配ないとされている


U.ゼンソク治療の基本的な考え方
1.セルフコントロール
   とにかく根気よく投薬を続け、ゼンソクを支配下に置くこと。症状に応じて投薬量を変化させていく
   病状の把握のため「ピークフローメーター(呼気最大瞬間風速計)」などを使用し、
   その推移(気管支の開き具合など)をチェックすることが第1歩である。


2.投薬量は「ジャストアバーブ(Just Above)
   ひどい発作が起きているのに副作用を恐れて投薬量を無理に抑えても効果は期待できない
   逆に症状に比べて過剰な投薬は無意味である。
   常に病状に対して少し多い目(Just Above)の投薬量を知るべく自己の症状を正確に把握する。


とにかくこの2点。セルフコントロール&ジャストアバーブ

「アメリカでは8歳の子どもですら、この治療方針でゼンソクを治してます」

印象的な医師の言葉である。



ワタクシはとにかく、もう少し生きたい。

まだまだ幸せを味わいたいし、幸せにしなければならない人たちも周囲にいる。

そのためにも今回は本気だ。

セルフコントロールの姿勢にのっとり、今まで以上に

清く・正しく・美しく生きることをここにあらためて誓う。

タバコもやめた。
ここだけの話し。先ほどちょっと一服してみたがあまりの不味さにすぐ消した。もう大丈夫だろう。

酒もつきあい程度にする。


そしてこれが一番大事なのだが…

仕事も。ほどほどに。
上司ぃー。見てますかぁ(笑)

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片言隻句

自己管理 ゼンソクだけでは もったいない

これを機会に 我が身省みる
伝助さま


これを機会に 聖人君子へ(笑)  3太郎
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