利神城跡(りかんじょう)(別称雲突城(くもつきじょう、うんとつじょう))

利神城は山上なんですが、思っていたよりも広大でした。姫路城の天守閣の基礎石の配置
を見たとき(昭和の大修理の時以前の基礎石を配置しものが入城門の横にある)以外に小
さいと思ったんですが、ここは草地に整備されているんですが、広いものです。周りは野積み
なんですが、総石垣囲いで、三層の天守閣を持っていたことを考えると「雲突城」と言われた
のはよく解ります。芭蕉の「夏草や 兵どもの 夢のあと」が浮かんだ。写真は門跡から平地
ではなく、三段になっている。この険しい山上に5年の歳月で強固な近代城郭を築いた労力
に自然に敬意を払わないといけないと感じた。と同時に完成したときに、取り壊しを命じたのは
いまだ戦国を引きずっていたからでしょう。その顛末は次のページで。 
三段目は因幡街道、城下町平福を望む。                 
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