オープン大会参戦記#quiz編(平成15年8月14日)

今回紹介するのは#quiz。#quizというサークル主催の大会です。
(このサークルの存在を知ったのがこのときが初めてでした。どうやら不定期で活動中のようです。)

 実は私、このイベントに行くために夜行列車「サンライズ瀬戸」で上京・・・のはずだったんですが、
5年前のウルトラクイズ時の悪夢再び。富士川駅で立ち往生してしまい、結局普通電車に乗り換えた上で
新幹線で東京まで行くことに。こんな珍しい手書きの振替証を頂きました。

 予定より遅れて会場到着しエントリー。関東でも大雨の影響は若干受けたようで千葉県とかは
影響を受けたみたいです。
 今回は高校生にも参加しやすいよ、という宣伝が効いたのか、全体的に参加者の平均年齢は若い目。

ラウンド構成は以下のとおりです。※1〜3

    人数絞り
#1 映像の50 全員(90人)→15人
#2 2ステップ1○1×クイズ 全員(90人)→15人
#3 コース別クイズ (最大16人→3人)×5
#4 ○×クイズ&ショーバイスロットクイズ 敗者全員→最低3人
#Semi Final カットライン変動サバイバルクイズ 48人→16人
#Final オールスター感謝祭3択クイズ 16人→1人(優勝決定!)

※1 空欄に見えるところは当日貰ったプログラムでは「?」とかになっており分からなかったところです。
※2 #1の上位発表は#2終了時点でまとめて発表だったため、#1・#2共に突破した人もいる
※3 このため、#1#2からは最大30名突破するものの実際はダブルで通った人もいたのです。
   その分、#4での枠が増えることになります。

 以上の説明は全て正面の大スクリーン(下に写真あります)で、独作のアニメを使って説明されました。
声も人工的に作っていたのかもしれません。そのアニメが憎めないキャラで好感持てました。
 上の説明にもあったとおり、#1〜#4までのどっかに引っかかれば準決勝に進出できるという形式。
少なくと3つ(#1か#2で勝ち抜けて準決勝)クイズには参加できるという、それほど上位進出
したことがない人にもある程度クイズが出来るという方式でした。

まずは#1(第1ラウンド)。ペーパークイズ・・・といっても問題文が配られてというものではありません。
正面の大スクリーン(後述)に出てく画像が問題文代わりとなっていました。最初の色の配置の
問題から訳がわからない状態。気が付けば次の問題が出てました。画像問題とか音楽問題とか
あるいはそのコラボレーションとか。10問ごとに30秒のインターバルがあり、見直しも できましたが、
余り意味無かったような気がする。。。終わった時に拍手が起きるペーパークイズって そうはないかと。

 #1を集計している間(だったと思う)に#2の2ステップ早押しクイズ。もう、あれから数ヶ月たっている
のではっきりした記憶は無いのですが、どっかでトビやってますわ・・・。つか、俺にとってはこんなこと
予定通りなわけで。
(注)私、第1ステップわずか5問目かそこらでトビやってますわ。「一桁の素数と偶数、多いのはどっち?」
で『同じ!』とか言ってました。

そんなこんなで、コース別へ。コース別の選択権はエントリーが早い順に与えられます。各クイズ
参加できるのは最大16人です。エントリーの意志表示方法は舞台の中央に出て宣言して明らかに
させられました。今回私は16番目かそこらだったのでどのコースにも行けることが確定してました。
行われたクイズは以下のとおり。

#3−A『タイムショック個人戦』
#3−B『世界一周すごろくゲーム #quiz版』
#3−C『#LEAGUE』11人エントリー
#3−D『多トリビア』
#3−E『ビシバシ!』

細かいルールは後述するとして、タイトル名見た瞬間決めました。で、
『関西人なら間違いなくこれ!「世界一周すごろくゲーム」!』※4
と宣言。あまり受けは良くなかった模様。ここは関東。若い人も多かったようだしやむなしか。
その後、やはり往年のクイズ番組タイトルがついているためか、エントリー者が続出。結局早々に
満席になってしまいました。しかも指に自信があるメンツがゾロゾロ・・・。潰しあい必至の様相。

※4 往年の名番組「世界一周双六ゲーム」はABC(朝日放送)制作のクイズ番組。司会は当時の看板アナだった乾アナウンサー。
(その後彼は『プラザホテル』の社長となるも、そのホテルは清算。現在はラジオの番組とかを細々と持ってます。)

 

コース別の一つ目は#3−A「タイムショック個人戦」。ベースは生島時代の抹殺されたタイムショック。
たしかフジ系「ドラゴンボール」の裏番組で半年かそこらで打ち切りの憂き目にあった幻の迷番組。
一人1分間で12問、というベースは変わりませんがショックポイントがあるのが最大の特徴。
まずはショックポイントがゼロの人から順番に3人ほどが登場。さすがにOP大会に出る面々、
12問中5問以下でトルネードという人はいませんでした。

そしていよいよ#3−B「世界一周すごろくゲーム」です。ルールは以下のとおり。
・早押しクイズ、40問限定。
・2ダイス制、50マスの双六
・正解でさいころの数だけ進む
・早押し機はさいころと連動。押した時点でさいころも止まる。
・誤答はその数だけ戻る。ただし、スタート時点を超える場合はスタート時点(東京)に止まる。
・スタート時点での誤答は2回休み
・先にゴール(50マス目・東京)に到着した3人が準決勝進出。ジャストでなくてもかまわない。
・40問しても3人ゴールしてなければそれ以降の順位はより先に進んでいる人を上位にする。

そして「世界一周すごろくゲーム」特有のルールとして、
・止まったところに既に他のプレーヤーがいた場合は、それを飛び越えて更に6マス進む。
・「ガックリ都市」に止まるとスタート時点に戻る。
・スタート時点でさいころ2個とも「1」を出し、なおかつ正解したときに限り、一気にモスクワまで進む
(オーロラルール)ちなみにピョンヤン経由だったりします(笑)
・バグダッド、カラカス、ホーン岬はガックリ都市。ラッキー都市はなし。



こんな感じでさいころと解答者の名前が出てきます。

 本番が始まってみると予想通り問題の潰しあいの様相。傍から見てると「目押しをやろうとして
問題を聞く集中力がそがれてる」印象を受けたので私は数問たったところで後ろの画面を見ずに
問題に集中することに。そうしたら「リレハンメル」と「リットン」で12マス「シンガポール」まで行く。
この時点で2位。そうこうしていくうちに気がつけば問題数は半分近く消費。予想通り・・・
16人で40問限定なんだからこれはこれは上出来。
しかもよりによって、トップに立った高校生が入った都市は17番「バグダッド」・・・。よりによってガックリ都市
 双六の展開の方はさすがに後半は慣れてきたのかどんどん抜かれてしまいました。しかも
と思って36問目。「衆議院選挙で同じ小選挙区から/」で押してしまった私、
「し、しまった・・・。選挙ではこれしか知らん。コスタリカ方式・・・」
やった!何とか望みをつないだ・・・と思って後ろの画面をチェックしたら・・・

勝手にどんどん先に進んでるし(^^; 特有ルールに救われました。

気が付いたらストックホルムまで進んでました。残り3問で先頭。この時点でほぼコース抜け決定。

残り3問は見物を決め込んで、見事に2位で準決勝進出。3問しか答えずに準決勝進出・・・。
結局関東以外在住者で3人占めましたとさ。

 

休みの合間に行われている感があった、コース別の一つ目は#3−A「タイムショック個人戦」。挑戦者も
ほとんどが「タイムショック21」に出た人。ある意味キツイな・・・。「本戦で9問しか答えられなかった・・・」
って、俺とか多数の人の立場は一体・・・_| ̄|○
あとこのあたりからショックポイントの設定が多い人が挑戦(ここのラウンドは2つ設定組)。
11問目12問目と連続でショックポイントになってしまい、それまでの努力が無駄になってしまうかわいそうな人も。

 

#3−C「#LEAGUE」は早押しクイズのリーグ戦。クイズに正解した後で対戦相手を指名するというのが
最大の特徴。
(誤答したときはその人と決着していない人同士で早押しクイズ。正解したらその人に勝利したことに。)
ここには11人がエントリー。この11人の中ではどう考えても大村哲也さんが格上。この方式だと
どう考えても狙い撃ちされるのは目に見えたのですが、結果はやっぱり金星あげまくる展開。
結果のほうは、6人の組に入るか5人の組に入るかで運命が決まった感がしますが。

#3−D「多トリビア」。ここまで使ってきた早押しボタンが「へぇボタン」に早がわり! ラウンドの
オープニングもオリジナルの番組と似た感じです。たとえばこんな感じ。

生きていくには全く必要のないクイズで・・・、って生々しいじゃねーか(爆)。

事実ルールはいたって複雑ということで詳細は下図に。


ルールはこんな感じです。もっと具体的に言うと、
【1】まず、各問に3つの選択肢が与えられます。出場者はその中で一番自分がやりたいものを選ぶ
【2】出場者の投票で一番希望が多いものに全員が挑戦決定!
【3】ノルマ設定をする。解答者の目の前にある早押しボタンをそのノルマ数だけ押す。(制限時間20秒)
【4】一問多答の解答を書く。(制限時間60秒)
【5】解答発表。自己採点とスタッフチェックの両方をする。

設定後にそれを満たせば各自設定したノルマ数がプラス、満たせなければノルマ数がマイナスポイントになる。
では、第1問目「スポーツ」を例に説明しましょう。

【1】ではAサッカー(16)、B野球(16)、C陸上(24)、この中から希望をボタンで示す。 ←カッコ内は答えの数
【2】サッカーが9票入ったので、この時点で1問目はサッカー問題に決定!
【3】問題「1990年以降、国際Aマッチで背番号10をつけてピッチに立った選手は16人」というのを聞いて各自でノルマを決める。
【4】一生懸命答えを書く。ただし本来の正解数(ここでは16)を超えてはいけない。(このラウンドに限り、苗字だけで可能でした)
【5】答えは「長谷川健太、長島晃弘、武田のぶひろ、カズ、、黒埼久、ラモス、沢登、高木卓也、岩本輝夫、藤田俊哉、前園、名波、久保、中村、三浦篤弘、中山雅史」

 ノルマ決定ボタンの押す音が「へぇ〜」だったり、「サッカーに詳しい岡田さん」、「問題文幹事に詳しい岡田さん」
と岡田さん大忙しだったり(爆)と番組に出来るだけ忠実な効果音、ナレーションに萌え。「へぇ〜」だけでなく
「はぁ」まで忠実に再現するスタッフさんに拍手。
 このラウンドの最大の見せ場は後半に訪れました。各コース別で3人しか進出できないため、
5位だった山下さんは勝負をかけました。なんと
「歌舞伎十八番」を答えさせる問題で「満へぇ〜」叩いて大拍手!
『頑張れ!』の観衆の応援も奮闘空しく16ぐらいで力尽きましたとさ・・・。(´Д⊂)

今日のトリビアは明日つかえるものばかりでしたね・・・というお馴染みの台詞でシメ。最後にMCさんの
明日のシオドメ横断で使えたらいいな・・・ に泣けました(´Д⊂)

#3−E『ビシバシ!』

 数十回押して解答権を取るというクイズを数セット行う、早押しクイズ。
 第1ラウンドは、ある回数ボタンを押さないと解答ランプが点かない早押しクイズ。正解しても不正解しても、
解答権が取れなくても次の問題では規定数に先ほどの問題で押した回数が追加されます。つまり、分からなければ
何もしないほうがいいということです。(もちろん不正解すれば2回休みという罰則もあります)
 そして、これは実際にあったことですが100回押してノルマ達成・解答権獲得だったのに、99回まで押したところで
他者に解答権を取られた人・・・。

 これを通しでやれば可哀相なので、10問1セットで数ラウンドに区切って行われました。第2ラウンドは「ピッタリ」。
主催者が指定する回数ちょうどになるように押して解答権を得る・・・など各ラウンドバリエーションを持たせました。

 このラウンドでも面白いフリ・へぇフリ・馬鹿オチ問題がてんこ盛りでした。

敗者復活戦『○×クイズ&ショーバイスロットクイズ』

 ハナから敗者復活狙いだった私は、意外なことにこのクイズでは途中までまったり見物することに。
でも、気がついたらシンキングタイム中に会場皆と一緒に手拍子する自分が(爆)。
(その後、準決勝の説明で一旦外に出ました。)

『 このシーンがお茶の間(TV)に流れているとき投稿者は麻雀をしていた。○か×か?』など
こんな難題をを何問か正解して16人以下になれば正面にあるミリオンスロットで賞金を獲得できます。
適当に押して高額を出す人もいれば、狙いに狙って散々慣習をじらしといて5万しか獲得できない人も。
これらを何セットか行い、賞金上位8名ぐらいが準決勝に進出となりました。


敗者はこのように自席でボードを挙げて意思表示。



最終セットで最高額200万円が出た瞬間。出した方(左端で×ボード挙げて喜んでる)はめでたく準決勝進出。
 

以下、平成16年10月2日更新です。

 なんと48人が進出した準決勝。どさくさにまぎれて私も準決勝に参加。準決勝は高校生クイズ風カットラインクイズ
・基本的には題名通り。第1ラウンドは#1、#2で勝ち抜けた人には1ポイント、それ以外は0ポイントからのスタート。
・正解すれば1ポイント獲得。誤答すれば最下位(つまり0ポイント)に。最下位(タイを含む)の時に誤答すれば即失格。
・各ラウンドの最初・途中・最後と○×クイズが計3問ほどあるのでそこでポイントを獲得して上積みするのも可能。
・各ラウンド単独トップはその時点で決勝進出。
・各ラウンド最下位(タイを含む)は失格。
・各ラウンドトップに加えて、3ラウンド終えて全ラウンド総合上位から順に決勝へ。決勝は16人。

 私は第3ラウンドまで頑張ったものの結局トビ。
「サッカーリーグで、Jリーグは日/本・・・」で押して『韓国!』で飛びました。「Cリーグ→中国」も分かってはいましたが
今日聞いてくるとはなぁ。それまではこつこつとポイント稼いでいただけに、惜しいことをしました。

 準決勝が終わって決勝が始まる、ということで続々と呼ばれる決勝進出者。そこで注意を喚起するアナウンスが。

『水分は持ち込まないでくださいねー。』 J野さん「あ、やるんだ」

ということで、ある番組での開始合図が。

『全員スタンドアップ!』

そして「あの」問題音。

第1問目からリスニング問題というのはこの大会らしい。『1925年の今日、ニューヨークで封を切られたこの映画は?
レディーゴー!』 

『アンサーチェック!』

そして正解音も。そして予選落ち。わずか2.43秒で予選落ちにされた古川君・・・。

そして、たった1問でデータトラブル。ここまでTBSを真似なくてもいいのに(笑)。そしてこれも恒例の台詞、

『生放送です!』 そしてノーカウント・・・。古川君ラッキー♪

 

ということで改めての第1問目「かつて、3択の女王と呼ばれたのは誰?」という問題を正解・・・したのに
とある番組独特のルールで『予選落ち』扱いされる参加者・・・。

そして『正しいパラグアイ国旗はどれでしょう?』で第1ラウンド最終問題の鐘。鐘の音はちょっとショボかったですが・・・
まずは鈴木舟太さんがラウンドチャンピオンになりました。

 ということで決勝戦は感謝祭。早押しボタンが普通のものではなく、3つ股だったのはこういう理由だったんですね。
 ルールは純粋に3択クイズの正解数で競われます。各ラウンドのチャンピオンになるとプラス1問ゲットできます。
こんな風に数ラウンドこなしていくのですが、各ラウンドの1問目から予選落ちが2秒台って本物の「オールスター感謝祭」
ならありえません。

 問題数もそれなりにこなしてで20分足らずながら決勝戦が終了。オイラもあの場に参加したかったっす。
もう少しで決勝いけたのに(´Д⊂)

 優勝者は10ポイント単独で船田さんでした。船田さんはオープン大会初優勝だそうで。
賞品は今や誰が使うんだ?とツッコミ入りそうな8インチフロッピーでした。

 最後は主催者の赤津さんの締め。ひょっとしたら第2回をやるかも・・・ということで終了しました。
会場を借りた時間の都合で最後の片付けを13分でしろという無茶なリクエストもつきましたが(^^;

※この大会の翌年、「第19回クイズフェスティバル」決勝で「感謝祭」が行われました。前回(#quiz)時に比べて
 完成度が高くなってました。次回#quiz2.00がいつ行われるかは分かりませんが、そのときまで気長に待つことを
 表明してこの項を終えます。

 

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