競馬観戦記札幌競馬場編('02/08/31)

 

 本州ではまだまだ夏真っ盛りだったころ、既に秋風吹いた北海道への旅行。目的のほとんどが
馬見物だった旅の最初を飾ったのが札幌競馬場です。TVで見るたびに一度は行ってみたいと
思ってました。門別日高地方の牧場を廻るのも考えたんですが、日程的な都合もあっていつもの
競馬場探訪の旅行となりました。あと、日付を見ていただければ一目瞭然なんですが、ちょうど
この日出発分から全日空で超割切符が発売されてたため、片道1万円で北海道まで行くことが
できました。しかもこの日札幌競馬場ではエルムSという重賞があり、都合よく入道できました。

 

 札幌競馬場へは飛行場のある新千歳空港から電車で札幌駅に。さらに1駅乗って桑園駅に。
私、かつてJR○海道の最終面接を受けるためにここに行ったことがあるんです。思い出すだけで
鬱になる・・・。
 そんなJR○海道の本社を横目に見つつ、送迎バスで札幌競馬場へ。10分ほどで競馬場に
ついたところで早速入場券を購入。時間は既に12時を回っており、A、B両指定席は売り切れて
いたためやむを得ずC指定席を購入。一番高い指定席でも2000円しないなかでC指定席は
わずか300円!まあ、レベルは想像できましたが・・・。

 競馬場の敷地に入ってまずびっくりしたのがこの車。一見したところTV局の中継車かと
思ったんですがTV局のアンテナとは違う気が。よ〜く見ると『札幌銀行』という文字が。
実はこれ、移動式CD機。現金自動払戻機が車に乗っかった、という説明でいいんでしょうか?
今年の夏から試験的に札幌競馬場などに出没しているそうです。そういえば競馬を始めた
当初は『どうしてお金を下ろせるところが無いんだろう?最終レースの前にお金がなくなって
しまったら帰らなければいけなくなるじゃないか・・・。』
って疑問に思ったそうです。今までは
PTAとか何がしかのクレームがあって置けなかったんでしょうねぇ・・・。他に目に付いたのが
この銅像。下の4文字熟語は『駿馬躍進』と書かれてます。

 スタンドは3階まであって1・2階部分が一般席、3階部分が指定席ゾーンとなってます。そして
座席なんですが、まず特筆すべきこととして1階部分の通称『地べた席』がアスファルトではなく
芝であるということがあります。しかもそれが競馬場の端っことかではなくゴール板前でも
遠慮なく芝でした(参考写真 )。あと内馬場は遊戯スペースがあります。それにしても
競走馬がスタート!という時点でのんびり弁当箱を広げている客、このギャップ・・・。

 建物や造りは少し前のこぎれいな競馬場、といった感じでしょうか?案内板もいまどき見かけない
ようなもの。吉野家とかしゃれた飲食店はありませんし、出される食事も一昔前のもの。でも味は
それなり(?)でしたよ。スタンドの中も(1階 2階)少し古め。最近の阪神・京都競馬場を
見ているものにとっては『本当にJRA開催の競馬場?』と聞きたくもなりますがそれもご愛嬌。
 そしてC指定席へ。専用の入口であらかじめもらった紙札を見せて座席へ。さすが300円、
単に椅子があるだけ。肘置きもありゃしない。背もたれがあるだけでした。ゴール板からも遠いし。
でも横の椅子と比べると一目瞭然。1メートルも無い柵の左右でこの差。大きいかそうでないかは
ここを見ている人の判断にお任せします・・・。

 それでも心地よい涼しい風は座席のグレードに関係なく吹いてきます。言うのを忘れてましたが、
札幌競馬場にはガラスに囲まれた指定席は建物はありません。つまり、生で競馬を見ようと思えば
おのずから風に吹かれることになるのです。3階からの風と景色は良かったですよ。
ターフビジョンを見る ゴール板のほう スタート直後 4コーナーを回った直後
 そして必ずチェックするのがパドック。まあJRAの標準的な作りなのでしょうか?電光掲示板
いたって普通の気が。このパドック、スタンドの後ろ側からでもチェックでします。

 この日はダートの重賞エルムSが行われたので有力馬の写真を一通り撮ることに・・・あ、
フィルムが足りない!
ということで11レースのパドックは取ってません。その前のレースのパドック取りすぎ。反省・・・。
あと10レースの勝ち馬をそんなに撮らんでも。いや、この馬がG1勝てばどうってことないんだが。

 今日、ここにきた理由の一つは生ファンファーレを間近で聞くこと。この日は自衛隊の方による
生演奏。11レースがはじまる前にしずしずとやってきた自衛隊演奏隊の皆さん。まずは挨拶を
してからマイクの位置など入念な打ち合わせをします。その中では特にスターターの合図に
いかに合わせるかを打ち合わせてました。

 そしてファンファーレ。北海道の重賞競走のそれは生演奏するのには難しいのか、TVで聞いても
へっぽこなものがほとんどなんですが、今回のはまともでした。演奏隊からわずか1メートルでの
生演奏はよかったです。

 レースは予想通りプリエミネンスの圧勝。それほどカメラとか観衆とかいなかったので客にも
関わらずこんなにすぐ近くで写真を撮ることが出来ました(その1 その2)。

 

 馬券のほうは一進二退ぐらいでした(苦笑)。この調子であと3日間続けばよかったんですが・・・。

 

以上、競馬観戦記札幌競馬場編おしまい。

私の体験・観戦記スポーツ編に戻る

「さんきちのしもこまーず」トップに戻る