私の競馬場訪問記「門別競馬場」編(平成16年10月21日訪問)

 今日は門別競馬場を目指します。まずは、新千歳空港までJAL2001便で向かおう・・・としたら、
前日の台風23号来襲でダイヤが大きく乱れ、当初の8時15分発から10時発に変更。後で出る
はずだったJAL2003便の方が新千歳空港に先に着くことが発覚。それが分かったのが当日朝6時。
 ということで、空港についてダメ元で変更が利くかどうか確認したところ、キャンセル待ちカードを
ゲット。この日の伊丹空港は、前日夕方4時以降の便が全便欠航になった影響がまだ残っており、
欠航便や出発時間変更となった便が続出。平日の朝はすいているはずの空港敷地内のレストランも
大混雑でした。

 それでもキャンセル待ちした便に無事搭乗できて新千歳空港に着いたにが11時25分。
さて、困った。
 というのも、ここから目的地の門別競馬場までのアクセスです。門別競馬場というのは馬産地でもある
日高地方にあります。札幌駅から高速バスで行けば1時間半です。しかし、新千歳空港からの直行便は
1日1往復。しかも空港発は夕方。使えないったらありゃしない。じゃあ電車は?というと、もっと使えない。
「新千歳空港→南千歳→苫小牧→鵡川(または富川)」と鈍行オンリー。しかも最後の苫小牧−鵡川間が
日高本線という超ローカル線で、鵡川駅からタクシーで20分以上かかるので、競馬場に着くのが午後1時。
 仕方がないので空港からタクシーを使うことに。空港でわざわざ小型タクシーを見つけていざ出発。
運ちゃんによると、たまに競馬関係者がこんな感じで使うそうです。道中、沿道の観光案内も(善意で)
やってくれました。
 ちょうど1時間かけて競馬場に到着。遠距離割引もしてくれておよそ12000円。
良いこの皆さん、門別競馬場まではおとなしく空港近辺のレンタカーを借りましょう。 そんな私はペーパードライバー。。。

 例のタクシーの運ちゃんも「ああ、昔トレセン(トレーニングセンター)だったところね。」と言っていたとおり、
門別競馬場は元々トレセンだったところを一般人も観客として見られるように改装したものです。コースは
1周1600メートル、ダートコースのみ。直線は400メートル弱あり、地方競馬としては破格の長さ。でも、
入り口がショボい。とにかくショボい。そして遠く、ゴール前に見えるスタンドも申し訳程度にあります。
入り口を抜けるとちょうど4コーナー付近。ここからスタンドがあるゴール前までひたすら歩かないと
いけない・・・はずが、ここでホッカイドウ競馬独特のサービスが。なんと、ゴール前までバンで送って
くれるのです。ご丁寧に競馬場関係者が「はい、これに乗ってー」と言ってくれるので乗車。乗ること1分、
歩けば3分から5分はかかかると思われる道もあっという間にゴール前(笑)。道も歩行者用とバス用に
線が引かれていました。
 ゴール前のスタンドは200〜300席ほどがガラス張りの中にあります。室内になるので、どれだけ寒くても
平気です。馬券販売機は10台程度、すべて機械で地方競馬にありがちの窓口のおばちゃんはいません。
スタンド内に食べ物類も販売されていました。メニューはカレーライスとうどん・そばが数品ずつ。そして
おにぎりとソフトクリームぐらい。競馬新聞も「ブック」と「馬」の2紙売られてましたがスペースはこじんまり。
 室内スタンドの目の前には立見席・・・がわずか100ほど。そして目の前にはパドックがあります。そして
パドックの前にはゴール板、ゴール板の前には(移動式)ターフビジョンがあります。つまり、スタンドに
いればパドックから本馬場入場、返し馬、そしてスタートからゴールまでを見ることができます。

せっかく暇なので他にも色々ウォッチング。スタンドの後ろ側は厩舎などがあって「トレセン」そのまま。
雨天に晒されている座席も100ほど残ってました。座っているのは2,3人ほどでしたが。あと、直線が
長いためか、1日に行われるレースの種類にバリエーションが多いのです。普通の地方競馬だと
2種類とか3種類がせいぜいなのに、この日は(重賞とかないのに)1200,1700,1800,2000と4種類も
ありました。(この競馬場では他に1000,2600も取れるそうです)

 レースはこの時期になっても2歳戦が主です。「この時期になっても」というのは意味があって、
ホッカイドウ競馬はJRA主催の競馬よりも1〜2ヶ月早く始まってるんです。この日は全11レース中
2歳戦は5つ。5つのうち2つは『JRA認定戦』です。この『認定戦』というのは地方競馬に所属して
いながらでも、そのレースの勝ち馬には3歳夏までJRAのオープンレース、あるいは500万円下の
レースに出ることが出来る権利もついております。このレースを勝てるかどうかで馬たち(および馬主)の
運命が分かれるといっても過言ではありません。この中から中央のG1レースを勝つ馬が出る可能性も
あるのです。
 で、その「アタックチャレンジ2歳(JRA認定競争)」。来てすぐに締め切りだったので上位人気5頭を
三連単ボックスで買ったら大外し。的中組み合わせで800倍以上と大荒れ。その次も認定レース
だったのですが、10頭立てなのに三連単が3000倍(=100円が30万円)以上と大荒れ。

私が来たとたんに大荒れですか・・・(´Д⊂)

そして、私的メインレースの第9レース。古馬が出てくる取るに足らない条件戦ですが、なんと
昨年私がサラブレPOGとして指名した馬の一つエスペランサーが出走。この馬、JRAでデビューを
果たしたもののさっぱりの成績で生まれ故郷である北海道に戻ってきたのです。ところが水を得た
魚のごとくここから4連勝。前走は久しぶりに6着に負けましたが理由は「1200メートル」と「JRA交流戦」
と明らか。適鞍に戻れば・・・ということで、彼女の単勝とボックス3連複を購入。

 結果は・・・、最終コーナー回って一旦先頭に出たもののラスト200以降はズルズルと後退_| ̄|○
3連複は当てましたけどトリガミでした。。。

 ということであらかじめ聞いておいたトミカワタクシーを呼び出して鵡川駅まで送ってもらいましたとさ。
競馬場から鵡川駅まで3000円ほど。そこから苫小牧行き普通気動車に乗り(苫小牧と南千歳で乗換)
新千歳空港まで1570円。行きの半分以下で済みました。分かってはいたけれど・・・。

 

 

 

・・・、これを日帰りで体験する俺もどうかしていると思いますw

 

 


これが入り口。プレハブ造りと一発で分かります。

 


入ってすぐにはもうコースが。


入り口が4コーナーにあるので、そこからゴール前まで車で送ってくれます(無料)


ご覧のとおり。

 


バス乗り場もちゃんと設営


道の半分を歩行者用と分け合います。


車でゴール前の「停留所」からスタンドを眺める。


スタンドの前にある立見席。


スタンドの中です。JRA並みに綺麗。

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スタンド内にある飲食店。


ちょうど菊花賞前だったので、五十嵐騎手騎乗のコスモバルクが勝ったレースで獲得したレイが展示中でした。


これがゴール前。ターフビジョンは移動式のもの。


ゴール前をとおりすぎる各馬


スタンドから直線を眺める


ここで珍名コーナー。「ナワカツヨ」と「サスガツヨイ」。結局どっちも勝てませんでした。。。

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スタンドの裏は厩舎がいっぱい。警備員もいました。


くまなく競馬場をうろうろしていたら吹きさらしのベンチを発見。

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スタンド前がスタートのレースでの一こま。コスモスも僕なりに綺麗に写せました。

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いかにも絵になりそうなゴール前の写真

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これがパドックです。ゴール前にあります。


観客席とすっごい間近。

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誘導の馬と騎手もなかなか綺麗。

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現代風のハイカラなものです。

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これがエスペランサー。私の元POG馬。

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騎手乗せるとこんな感じ。

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ゴミ箱はJRAのお下がり・・・(´Д⊂)


スタート直前の『輪のり』の状態。

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帰りに乗った日高本線の気動車。夕方ということもあり、高校生ばかりでした・・・。

(以上、おしまい)

 

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