私の挑戦記(デラウェア・チャンピオンシップ編)

行ってみよう!

僕にとってはオープン大会3戦目となった「デラウェア・チャンピオンシップ」、僕はこのために「家族団らん」を
削りました。でもただクイズをすることだけの為に名古屋に遠征したわけではありません。
実は主催者が「伊藤寿規さんだった」ところが大きいのです。

去年の6月、たまたまインターネットで知ったページの一つが伊藤さんの「デラウェアへの道」でした。そこでは、
「くゐず」といってネット上で問題が出されて僕らがそれに答えをフォームで送ると後日伊藤さんから添削付きで
返信してくれるコーナーがあったのです。そこのコーナーにその時から参加しておりました。
実はこの伊藤さん、「史上最大!第13回アメリカ横断ウルトラクイズ」にてシドニーまでいかれたすごい方で
その他にも「FNS」などでも活躍されている方でした。(去年の年末には「20世紀クイズ王」にも参加)
ですが、その割には「くゐず」の問題は僕みたいなただクイズが好きなだけの通りすがりにもとっつきやすい
問題が多かったのです。これで僕にも参加できるわけです。(実際、歴戦の方もこの「くゐず」は評判が高い
ようです。)
そんなこんなでそのページの主催者の方の主催大会ならたとえ予選落ちして見るだけになってもそれなりに
かみ砕く事ができるのでは、と思ったわけです。
あとは「いろいろな方が来る」といったところでしょうか。僕は関西が地盤です。ということで名古屋や東京の方
とはほとんど交流・・・というよりお顔も拝見した事がありませんでした。「クイズワールド」という雑誌も買って
筆記試験で上位に来る人は大体同じだなぁとは思ってましたがその人たちを見た事が無かったのです。
そんな人たちが寿規さんの人望・顔の広さで集まってくる、こんな機会はめったに無い、そう思って名古屋に
行く気になったのです。

そうなると行動は早い、早い。7月21日にはもう既に「ムーンライトながら」の指定席をゲットしました。8月20日
までは東京の実家に滞在した上でそこから夜行で移動、大会が終わればその日の内に京都の下宿に帰る。
これらの移動をすべて青春18切符で使えば交通費も安くなる・・・はず。

8月20日、事情を親に説明した上で東京を出発。肉を持たせようとしたけど、「途中名古屋によるし・・・」と辞退。
でも下宿に帰る為にやたらと荷物が大きい。これじゃあ20年前の青森行きの帰省列車と変わらん(見たような嘘)。
しかもかばんがピギーバッグ。今から海外に行くのだろうか?ウルトラLIVEじゃないのに(爆)。

途中ほとんど寝る事もできずに朝6時に名古屋着。そしてホームに下りて、「さあ、困った!」
でも下りて何かをしないといけない。仕方ない。「とにかく電車に乗っておこう」。名古屋から2駅東京よりの
金山駅で大きい荷物をロッカーに預け、中央線に乗り込む。ひたすら長野へ、長野へ。
でも途中の駅で雨が激しくなる。これだと折り返し、名古屋にもどれなくなるのでは・・・と思い、予定より
手前で折り返す。おかげで予定よりも早く、9時過ぎに金山駅にもどってしまったぁ!あぅ〜。

それでも会場が区役所の5階であることだし、マクドくらいあるだろうとJR熱田駅に移動。そこから歩く。
これは事前に「関シロー掲示板」で情報を仕入れていた。ありがたや、ありがたや。
それらしい建物についたがなんか地味な建物。「ここでクイズするぞ!」って感じがしない(^^:)。
それに周りにはマクドもミスドもない(泣)。仕方ない。上に上がるか。ただいま、午前9時50分・・・。

 

右も左も分からずに

そんでもってやむを得ず、予定より早く5Fに上がる。それにしても告知で言っていた通り地味な建物だ・・・。
上に上がると「そんな感じ」の方が数人。そこで勇気を絞ってたずねる。
『あの〜、例の「あれ」ですか?』
そうすると、「ああそうだよ」という返事。「なんか中でスタッフがいるみたい。僕らは入れない」とのこと。
トークで盛りあがっている中でこんなことを聞いて申し訳なかったなぁと思いながら、その中でポツンと
突っ立っているさんきちであった・・・。

そんなこんなで10時半になってやっと受付開始。するとMiyazzyこと宮島さんが受付をしていた。挨拶もそこそこ
受付を済ませる。どうやら「名古屋な」方々がスタッフをしていられるようだ。(「どえ」とか「名古屋大クイズ研」など)
しばらくして「関シロー」など関西人もいくつかのかたまりでやって来た。皆さんはどうやら当日移動らしい。
それにしてもどんどんやって来る、人、人、人・・・。予選通過人数は60であることは聞いていたのでそれを
気にして何度も数えていた自分が悲しい・・・(^^:)。いつの間にやら80人ぐらいになってた・・・。

いよいよ大会本編です

そして11時過ぎ、司会兼問読みの伊藤さんが開会宣言。そんでもって大体のあらましを発表。
ここで予選の通過人数も発表された。50問の筆記ペーパーで通る人数は54人!
「あっ、これやったら駄目や。」って思っちゃいました。だって参加者はいつのまにか増えて
90人ぐらい。しかもさっきまで受付などをしていたMiyazzyさんまで問題解き始めるってことは・・・。
要するにスタッフではなくお手伝いをされていたらしいのです。ということで
「しゅうりょ〜!」
ってそれだけじゃ話にならないので問題を解いていった様子を。確かに僕にもとっつきやすい問題でした。
特に最初の方はすらすらと書けて、「お、ひょっとして!?」と思ったのですが、次第に筆が重りのように
重くなっていく・・・(^^:)。しまいには頭も重くなっていく・・・・(泣)。実力の無さがはっきり出てしまう
ペーパーなのでした。そんな僕でも悔しかった問題がこちら、

「情報開示と言う意味がある、・・・・・・・」(答え・ディスクロージャー」)

俺、これを就職活動でどれだけ見聞きして、また面接で使ったことか・・・。もう忘れちゃってるし(爆)。

他の問題などは伊藤寿規さんのHPで公開されています。こちらからどうぞ。

一時間半ほどの休憩を挟んで結果発表!これで1位から54位までを発表(紹介も兼ねて)していく。
1位の方は何と47点!すごいっす。ちなみに僕の自己採点は22点(!)。10点くらいもらっても駄目
かもしれない(爆)。そっから順に発表していく。
いくつか発表されたところで、「○○位、パンチョ小林さん」というところでまた歓声。そして応えた人
を見て、「あっ!」って思った。だってその人、今日最初に話し掛けたその人でしたから。
う〜ん、奇遇。あ、それなら自己紹介すれば良かった・・・。あぅ・・・。
そんなこんなで54人の発表が終わる。ボーダーは29点。かすりもしない。ばんそうこうも要りません
関シローからは安本さんや井口さん、西田さんなどが予選突破。

ということで、こんどこそ、「しゅう〜りょ〜!」と思ったらやってくれました、敗者復活。
ルールは簡単。残った人の中から8人ぐらいを一グループにしてその中で一人だけを敗者復活に
するというもの。(正確には一次予選・その2)つまりこれで参加者全員が早押し機にさわれることになる。
ただし、予選の悲しい性、ここのラウンドだけ、一度間違えると「トビ」、つまり失格となる。2pで勝ち抜け。
(本選では「トビ」はありません。)

正直言って「たった6人じゃ・・・・」。だって、早押し機経由の中にはまだ実力者も含まれているわけで・・・。
一応、様子を見たいので1組には入りたくないなぁと思ったらどうやら大丈夫。
ふ〜む・・・、一ラウンドに1回か2回しか押せない。う〜ん、やっぱり駄目なのか?(多分駄目だと思った)
それが2組になても、3組なっても僕の名前が呼ばれない。そうこうしているうちに関シローメンバーも
どんどん出場。その中で丸木さんが見事に予選突破。いや、めでたい。
そしてやっとこさ僕の出番(5組目でしたっけ?)。

話は更に続く。(でもやっと「挑戦記」となってきた・・・のか?

その組には関シローでもごいっしょの三木さんもいました。他にも結構有名な方も含めて8人(だったかな?)。
しかしまあ、壇上に上がるのって緊張します。どうせ「予選落ちするくせに」とかの突っ込みはなしね(^^:)。
で、さっそく第1問目。
「えっ!?」 三木さんがトンでしまった・・・。信じられなかった。この大会、結構な実力者でも早押し経由を余儀
されなくなった人がいたが、まさしくそう。これで恐くなったのかなぁ・・・。(僕が恐くならんでも、ねぇ)
早押しはそれからも波乱含み。一人消え、二人消えして、そして1pとっていた人までがトンでしまっていつのまにか
に4人になっていた・・・。今までの組にはこんなことが無かっただけに観客もあぜん呆然自然破壊(なんのこっちゃ^^:)。

それじゃあお前はそれまで何をしていたかって?
何もできなかったんですよ!それこそ「押す」ことさえ。
それまでの組だと1〜2問分かる問題があったのですが、この組には無し。分かってても2テンポ遅れちゃう。
2テンポだと「押す事」もできないのです。文字どおり、早押し機がお供え物になっちゃった・・・。
これでは太刀打ちできません。せめて「トブ」ことを目標にしていただけにこれはストレスが溜まる。
しかもなぜだか観客も盛り上がる。どうやらまだ有力選手が残っているようだ。

結局2pを他の人がとって、今度こそ本当にしゅ〜りょ〜!はい、お疲れサマー。夏の名古屋は暑かった・・・・。

これだと余りにも詐欺っぽい「挑戦記」になるので以下、「観戦記」でも。

第2ラウンドも早押し(以下、ほとんど早押しだけど)。ただし「トビ」のルールはなくて3p先取で10→5を6組。
お手つき、誤答は一回オヤスミ。(これを「3○1休」といいます。ちなみにさっきのラウンドは「2○1×」
そしたらみんな押しまくる。結構問題は使ったものの、30名が決まりました。

第3ラウンドは3つの違った形式のクイズの中から一つを選択。それぞれ10→4です。
ここで関シローの面々は全滅。それ以外で知ってる方は・・・・、4〜5人ぐらいかな?

第4ラウンド。トシノリさんが「最もやりたかった形式」とおっしゃっていた方式、早押し&一問多答クイズ。
僕もここが一番面白かったです。
第1問目は「日本が打ち上げた衛星は?」だったんですが、普通なら12人いてもすぐに終わりそうなネタ
なんですが、さすがここまで残った面々。「そんなんあるの?」って物まで答える。
途中からは「これ、鉄道の列車名じゃないの?」って物まで正解になる(衛星って結構あるんですね)。
するとパンチョさんが絶妙なタイミングで、「なんか違うっ!、なんか違うっ!」って歓声。
周りも爆笑。でも解答者はやはりすごかった。
なんのかんのいいながらこのようなクイズを15問位したところで終了。8人になりました。
それにしてもこれを見ていると、
「パネルディスカッションはそこのパネラーの質で決まる。」
という言葉を思い出しました。なんか舞台の感じがそれに似ていたもので。大リーグの30チームを全部答えられる
のは並大抵じゃないですし。
結局時間はかかったけど、「う〜ん、さすが!」とうなるラウンドでした。

以下、準決勝、決勝とすすんでめでたく優勝者が決まったのが午後8時ぐらい。決勝も4人とも接戦だったなぁ。


っつうことで表彰式、後片付けを済ませて、他の参加者の挨拶もそこそこに帰りの電車へ。
井口さんとかは飲み会の方へ、
安本さんなどは車組へ(下注意)。他にとまりの方もいたけど、僕はょこやまさんやみつさんと
共にJR熱田駅へ。僕の荷物で皆さんの足を引っ張ってごめんなさい。
本来なら西田さんもごいっしょのはずだったんだけどはぐれてしまった・・・(^^:)。
名古屋で近鉄特急に乗るょこやまさんと別れ、米原で在来線に乗り続けるみつさんと別れ、僕は米原から新幹線で
京都駅へ。そしてテレホタイムになんとかな間に合いましたとさ。

 

って、ウソついちゃあいかんです。申し訳ありません。実は先ほど、安本さんから「俺は飲み会に行ったよ」
との突っ込みを頂きました。そうです。私の間違いでした。安本さんは井口さんと共に、打ち上げに行って
おりました。訂正してお詫びします。安本さん、本当に申し訳ありませんでした(m_m)。

 

以上、おしまい。ただし、こんなんでは満足しないでしょうから、そんな方には
伊藤寿規さんのHP、
「ROAD TO DELAWARE」へどうぞ。
(順次、公開中です)

それと伊藤さんにはあのような大会の場に私みたいな人間にまで門戸を開いて頂いた事に
改めて御礼申し上げます。そしてお疲れ様でした。

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