RETURN OF wooch
act 6



くじ運

実はあんまりくじ運はよくない。あんまり懸賞とかにあたらない。まあいいけど。
そういえばOFF COURSEのコンサートで一度フェスティバルホール中央一番前というのに当たったことがあるかも?これで一生分の運を使い果たしたか?(苦笑)

実は高校生の時くらいから大好きだった星野仙一様(きゃあ)の公式サイトに会員登録した。
私は父からの遺伝でタイガースファン。今年は星野監督就任というブラボーな年になった。
で、公式サイトに会員登録するとどんないいことがあるかというと、

その一サインボールその他のグッズが抽選であたる
 これは何回も応募したけど今まで全敗。

そのニ大阪・名古屋・東京で行われる星野監督との茶話会に参加できる
 これは入会した時点でもう第一回大阪は終わっていたので、第二回大阪に初めて申し込んだ

で、あたっちゃったんだよね〜これが!

いやいや、びっくりしました。当選通知のメールをみて大ビックリ!!
でも、本当だったんだよね〜。8月1日甲子園都ホテル!

で、当日、何を着ていくかさんざん迷ったけど、結局ワンピースという無難なところに落ち着いた。(目立つために和服で行くという案もあり(笑))
しかしメイクは臨戦体制、スクランブルA。しかし決して厚化粧にはみせないテクを駆使!(笑)
だけど真夏は辛いな〜。どんなにお洒落してもなんかすぐ汗とかね〜。
まあ、そんなこんなで会場へと向った。

会場にはいきなり「星野監督を囲む会」っていうプレートがでていて、入り口付近では参加者約40名が緊張した顔で待っていた。
受付をすませバンケットルームに入る。立食スタイルだ。丸テーブルがいくつかあり、正面には金屏風。
ああ、監督があそこに立つのね・・・ドキドキ。

しばらくして、星野監督入場。「俺は機嫌悪いぞ、今日は」とまあ、この不機嫌顔もお約束かな??(前日はタイガースが不甲斐ない負け方をしたし)

なんていうか、オウラ〜。うんうん。言い古された言葉だけど。日々闘っている者の顔っていう感じがした。
見上げる程の大男、っていう感じではなかったけど、やっぱり存在感の大きさは今まで感じた事のないものだった。

で、星野監督のご挨拶からはじまり、皆さん、いろんな話をしましょう、なんでも質問してください、ということになった。進行の人がその日の段取りを説明している時、監督と私の距離は1メートル。オマケに真正面。監督になぜだかじっと見つめられ(いいやん、そう思わせといて)思わず目を伏せてしまうわたし。
いや〜失神するかとおもった。って失神してる場合ぢゃないって。

いろんな人がいろんな質問をした。参加者の3分の2は30代から60代までの男性で野球のことなど活発な話になった。中日時代からのファンでこっちへ流れたという人もたくさんいるみたいだった。

このときも話の輪の中でもう50センチくらいの接近遭遇。もう、どっきどき。一応立食パーティーなんだけど、誰も何も食べず、もう一つのテーブルを囲むくらいにくっつきあって監督と言葉を交わしていた。

乱闘の試合の話題になって、「乱闘の後ってベンチの雰囲気ってどうなるんですか?士気とかあがるんですか?」と思わず聞いたわたしに「士気はとっくにあがってるわい!乱闘の後はやっぱりヤな気持ちになるよ」と仙一節炸裂なお返事。
あ〜ん、恐くって素敵。恐いけどスキ(←バカ)

その後写真タイム。みんな監督と2ショットでかわるがわる写真をとった。わたしは悔いを残すまいとEOSをもっていった。会場で友達になった人にシャッター押してね、と頼んで監督の傍らにたつ。すると
「こんなカメラもってきて、しわまでうつるそ!」って、きゃ〜、何いっても素敵!
で、なかなかシャッターが下りなくって何回か引き下がって、三度目の正直の時に、「お前(って私の事だ!)これでシャッターおりへんかったら、もうアウトやで」といわれたけど、なんとか無事に記念写真がとれました。うふふ〜
ちなみに今年の残暑見舞いはこの写真を使用(うれしがりとして許してね)

写真撮影も一段落してくると、監督が「せっかく料理があるんやから食べなさいよ」と皆にいって、ちょっとお食事タイムになった。会場には元選手の平田さんが広報担当として来ていた。わたしは彼が現役の時にファンだったので、平田さんの所にいった。
「あの〜、わたし、平田さんが現役の時、大ファンだったんですぅ〜」(ギャルにシフトチェンジ)
「ええ〜!ほんと〜!嬉しいな〜」
と合コン会場のような挨拶のあと平田さんとも話ができ写真をとってもらった。

再び星野監督のいる輪の中に戻り、また皆でいろんなことを話した。
監督は対選手、対マスコミ、対ファンの三つの顔を持っていると何かで読んだことがある。
確かにこの日の監督の顔は「対ファン」のモノであったろう。でも日々闘っている人間の直向さに確かに触れることができたような気がする。
この日も試合があり、茶話会のあともスケジュールが押しているということもあって、会は約一時間でお開きになった。

楽しい時間はあっという間に過ぎて、あこがれの人に会ったけど、またするりと別の時空にいってしまったようなちょっと寂しいような気持ちで会場を後にした。
その日、タイガースは勝った。万歳。その後苦しい日々は続いているけど、苦境にある星野監督から見えてくる何かに感動するわたしだ。


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