RETURN OF wooch
act 4



500円貯金

というわけで、2002年初頭から夏あたりついてない私だ。みずがめ座が8月以降運気急上昇っていうのはどーやねんいったい?って感じである。
 おまけに愛チャリがパンクした。(涙)10年近く乗っててあちこち満身創痍なんだけど、ボディーもスポークもオールブラックでハンドルが一直線のゴールドというハンサムチャリだったのでずっと乗りつづけていた。別にすごい高い自転車でもなかったけどね。実は3段変速がついていたんだけど、なんとなく使えずにいたからずーっと変速無し状態だった。(とほほ〜)
パンクの修理を自転車屋にもっていった。いつもお世話になっている店で、ここの大将は正真正銘の自転車好き。だから店にはバイクは置いてない。
「この自転車ももうそろそろ寿命やな〜」といいながら鮮やかな手つきでパンクをしゅるしゅると直してくれる。
「なんか、こう、ぱ〜っと颯爽と走れる自転車ない??」などと話し込んでしまった。
ここの大将も夜、犬の散歩をしていて何回かすれ違ったことがある。
「ああ、あのダル連れてる人やったんか!」と話は犬がらみになってきた。
「ダルと走れる自転車、坂道も平気な自転車、かっこいい(でもあんまり高くない)自転車が欲しい!」とわがままをいうわたしに大将はいろいろ勧めてくれたが、どうにも気に入ったものがない。
「いっそ、MTBはどうや?」そういって天井から吊るしてある自転車を指さした。
真っ白なボディーのそのMTB・・・みるなり「これや!」と思った。
こわごわ値段を聞いたら・・・・思ったよりかなり安かった。
こんな時に役にたつのさ500円玉貯金。こつこつ貯めてたかいがありました。ほんとうはBOSEのウエーブCDラジオの為にはじめたんだけど、まあ、いいや

「あんまり安いMTBは後で整備でけへん。まあ、このくらいやったらなんとか整備もできるしええやろ」大将の一言で心は決まった。

完璧な衝動買いだったけど、あんなに可愛そうな目にあった私への励ましアイテムだとおもえばいいだろう・・・人は衝動買いをした後にはなにかしらもっともらしい言い訳をするものだなあ・・
以来、愛ダルとの散歩は白のMTBで行っている。
私の横を疾走するJackは「なんでこんなに急に速く走れるようになったの??」と不思議そうな目で私を見上げる・・可愛いヤツ〜
そうそう、真っ白なMTBの名前はブランカ。もちろん今まで乗っていた自転車はそのままに大事に保管している


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