耐力壁の破壊〜加力試験

試験体1

引張り筋交いの端部が2〜3mm程度浮上がり、筋交いプレートを設置している釘による割裂発生

押し加力1/30rad 
 荷重20kn

押し加力変位1/60rad
 荷重40kn

押し加力変位1/150rad

実験の概要

(抜粋事例)

試験体2

木ずり(斜め打ち)両面
中塗り土+漆喰壁

弊社の所属する某組織において、2003年度大阪府岸和田市の近畿職業能力開発大学校にて5本の試験体による実用化に向けた性能評価実験時の写真です。
土壁塗りを基本とし、乾式面材下地とした。
 乾式工法の面材等と組合せて、表面仕上げは土壁とし、法的には面材等で必要壁量を確保する。
実験でその性能を確認することとしたものである。

半割り筋交いタイプ

押し加力変位1/20rad  圧縮筋交いの座屈と引張り筋交いの割裂破壊
荷重28kn⇒24kn

引き加力変位1/15rad
圧縮筋交いは座屈せずに、突き上げ突き下しによる横架材へのめり込み破壊が起きた。

荷重21kn

押し加力変位1/100rad 
荷重約16kn

試験体3

押し加力変位1/30rad 圧縮側筋交いの面外はらみ、間柱が面外座屈発生
荷重28kn  急激な耐力低下による破壊モードである。

押し加力変位1/150rad 荷重21kn

引き加力変位1/15rad
大変形状態であるが直ぐに倒壊が起きる状態ではない

ラスカット(構造用合板片面)下地
中塗り土+漆喰壁

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