作品ギャラリー
ハリウッド版(?)GM
(RGM-79 GM)
(2012年作/スクラッチビルド)
 
模型誌コンテスト参加作品 1/100スケール 全高17cm レジン製

第15回オラザク選手権参加を目的に製作した作品です。
ロボットのスクラッチビルドに初挑戦。自分デザインでGMを作ってみました。
「ハリウッドでガンダムが映画化された際、作品を微妙に誤解してるんだけど、それはそれでいいんじゃないかというデザインのGM」と言う架空の設定です。(ちなみにハリウッド版とは、「Gセイバー」のことではありません)
ツヤ塗装が活きるように、連邦軍機のお約束である直線的デザインを、ほぼすべて曲面構成にしてあります。また、コンテスト選考時に目立つよう、飛躍度は「ちょっとオーバーランぐらい」が丁度いいかと、ガンダムではあまり使用例のない「口」を設けてみました(←ロボコップが大好きなので、その影響もあります)。


(画像クリックで拡大表示出来ます)
 


やられ役のTV版GMではなく、劇場版「めぐりあい宇宙」での「時々妙に強いGM」のイメージでデザインを作りました。適度にヒロイックで一兵卒感も出るよう心掛けたんですが、、、いかがでしょう?
1/100スクラッチビルド、約18センチ、可動は初期MGと同等くらいです。


透明の盾は、武装警察を意識しました。(GMは兵隊さんと言うより機動隊のイメージがあるので)
特殊樹脂性で、ガンダムシールドほどの防御力はないが、艦艇に積載可能な小規模設備で熱処理によるリサイクルができ、常に信頼性の高い状態にリフレッシュ可能。材料はペレット状で、ガンダムシールドよりも予備が省スペース保存できるため、補給がままならない転戦状態に向いているという設定です。(もちろん後付け)


ビームサーベルのマウントは旋回式で、柄が下方向にも向きます。下方向に向けることで、脇の下より右手での抜刀が可能。残念ながら、腕の可動の都合で脇からの抜刀は設定だけです。


原型は、MODELAでのCAM切削です。製作期間が2ヵ月少々しかなかったので、切削に時間のかかる原型が少なくて済むよう、腕と脚が対称形で左右同品。お腹と腰装甲も前後対称。かなり省力化しています。
レジンパーツ以外では、股間の基礎メカと靴、上腕と肘メカは、バンダイ系プラモデルの流用パーツです。
透明パーツは、バイザーがクリアレジン製。頭頂部カメラは塩ビ板切り出し。盾は塩ビ版を熱で曲げたもの。一応ヒートプレスなんですが、厚みがありすぎて吸いきれず、熱いの我慢して手で押さえつけたり、定規でつついたりの泥仕合。山のように失敗作を重ねて使えそうな物を採用しました。


ビームスプレーガンはコトブキヤのガンランスみたいな汎用武器を改造したもの。最初は、古いアニメの光線銃風にパラボラアンテナ型だったのですが、正面に構えた時、顔が隠れることが判明して、銃口基部のお皿を小型化して現在の形に。この写真では見えませんが、銃口の奥には、ビームの発振器をイメージしたピンクのHアイズが入っています。

  
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