IBM ThinkPad s30 へのOSのインストール その2
                                                   2004.10.29

HDDをデスクトップ機に接続取り出したThinkPad s30のハードディスクを、デスクトップ機にスレーブで接続します。デスクトップ機のHDDは3.5インチですので、ノートの2.5インチHDDを3.5用に変換するケーブルを間にかまします。この変換ケーブルは1000円ほどでショップで売っています。

ノートのHDDはジャンパーピンによってスレーブにしておきます。スレーブに設定するジャンパーピンの設定方法はディスクに書いてあります。

ThinkPad s30の内臓部
この状態でデスクトップ機を起動します。起動が終わると、「マイコンピュータ」を右クリック、「管理」から「ディスクの管理」を選び、ノートのHDDを二つにパーテーションを切り、それぞれをFAT32でフォーマットします。Cドライブにする方はやや多めの12GB、データ用のパーテーションは8GBに設定しました。

次に、データ用のパーテーションにWindows98SEのファイルをすべてコピーします。これで準備は完了。ノートのHDDを取り出しThinkPad s30に戻します。

起動後の画面ThinkPad s30にはあらかじめUSBのFDDをつないでおきます。
Windows98SEの起動ディスクで起動すると左のような画面になります。

A:\>  でc:をコマンド入力するとc:>  の表示になりますので、
c:>setup と入力します。

cで表示されない場合はd:にします。

setupを入力すると後はWindows98SEのインストールが始まります。

Windows98SEが無事インストールされると、次は外付けのCD-ROMをPCカードでつないでWindows2000へアップグレードします。最終的にはWindowsXPまでできます。

Windows98SEからいきなりXPへ上げることもできますが、ドライブのフォーマットがFAT32のままになりますので、XPに上げるには一度Windows2000に上げてNTFSに変換を済ませておいた方がよろしいかと思います。

横からみた図この可愛らしいs30、その後死んでいたバッテリをセルの交換で4時間ほど保たせることができ、また無線LANカードを2000円で購入して、すっかりモバイルPCになりました。

このマシンはAC電源で使用しているとCPUはPentium3 600MHzで動作しますが、バッテリ使用時では300MHzに落ちます。バッテリの消耗を軽減するためのSpeed stepを採用しているからです。そのため、バッテリに切り替えるとガクンと動作速度が落ちます。このマシンの仕様ですので仕方ないですね。
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